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自治体の皆さまへ

きれいな川を次世代に(2)

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山梨県中央市

◇溶存酸素量(DO)
「水中に溶け込んでいる酸素量。河川での自浄作用には不可欠なもので、数値が小さいほど水質汚濁が進んでいる。」
今回の調査では、すべての地点で環境基準値を上回っており、良好な環境が保たれていました。
なお、水量や流れの速さなどが原因で、川底に汚泥が蓄積されやすい環境となることで、酸素量が少なくなる場合があります。

◇浮遊物質量(SS)
「水の濁りの原因となる粒径2mm以下の不溶解性物質の量。数値が高いほど水が汚れている。」
今回の調査も例年同様に基準値内において、安定した数値で透明度が保たれています。良好な環境が維持されていました。

◇全窒素(T-N)
「数値が高いと稲が倒れたり米質の変化を生じやすくなる。」
26地点中22地点で環境基準を上回る数値が検出されています。特に(24)豊富地区1用水路はほかの地点に比べて、若干高い数値となりました。
なお、山梨県公共用水域調査結果と比較すると、同程度以下の数値となりました。

◇大腸菌数
「人や家畜のし尿による汚染度の高さを示す指標。数値が高いほど水が汚れている。」
本年度から調査方法・基準値とも変更になりました。調査した全26地点中、16地点で大腸菌数が環境基準を超過していました。
主な原因としては、家庭雑排水および浄化槽の維持管理不備による汚水放流が要因に挙げられます。

※各項目の棒グラフは全河川の平均値を示しています

■市民一人ひとりができること
私たちの住むまちの河川で毎年行う水質検査の調査結果を知ることにより、河川への環境負荷の低減に関する取り組みをしましょう。
公共下水道や農業集落排水可能地域外での設置済みの浄化槽の維持管理を適切に行っていただくなど、今後も私たち一人ひとりが水質保全の意識を持ち続けるとともに、自分たちの生活が少なからず環境を破壊しないよう心掛け、よりよいまちづくりを目指しましょう。

◇CHECK!
下の表は測定地点ごとの調査結果です。近所にある河川はどうでしょうか。2、3ページの地図や調査項目と一緒に確認してみてください。

〔令和4年度河川水質調査結果〕

※「全窒素」「全りん」については、河川における基準値は設定されていませんので、湖沼の環境基準値を掲載しています。

問合せ:市民環境課
【電話】274-8543

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