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歴史が真ん中

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山梨県中央市

江戸時代中期〜
history No.49

◆置炬燵(おきごたつ)
やっと寒くなってきました。さて、炬燵に火をいれようか。

炬燵は複数の人が同時に温まることができる暖房具で古くは室町時代からあったといわれています。初めは床下に炉(ろ)を切って上に台を置いた掘炬燵(ほりごたつ)でしたが、江戸時代中期以降、他の部屋でも使えるように持ち運び可能な置炬燵が使われるようになりました。
豊富郷土資料館の置炬燵は、縦横30cm、高さ26cmの四角い木の櫓(やぐら)の中に直径20cmの土製の火入れの鉢を入れたものです。鉢の中に炭を入れ、木綿布団を掛けて、家族の手足を温めました。布団が熱の拡散を防いでくれるので少しの燃料で効率よく暖がとれ、炬燵に入った人同士も超接近、まさに団らんとなっていたでしょう。
やがて、布団の上に天板を載せてテーブルとして使うようになり、熱源も昭和30年代以降、電気が一般的になりました。

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