中央市の下水道は、公共下水道事業(田富地区・玉穂地区)、田富よし原処理センター事業(田富リバーサイド地区)、農業集落排水事業(豊富地区)により事業を行っています。
経営面では、事業費の圧縮やコスト削減に努めていますが、下水道管渠(かんきょ)整備費や維持管理費は年々増加しています。本来、下水道事業は使用者(受益者)からいただいた下水道使用料で賄われるべき事業ですが、財源の多くを一般会計からの繰入金に依存している状況です。
このような中、令和6年3月に開かれた中央市公共下水道審議会で「下水道事業の受益者負担の原則と下水道整備地域と未整備地域の負担公平性のため、下水道使用料の改定が必要である」との答申を受け、令和6年9月の市議会で中央市下水道使用料条例の改正が可決されました。これに伴い、令和7年5月使用分から下水道使用料を下表のとおり改定することになりました。
下水道は健康で文化的な生活を営んでいくために欠かすことのできない重要な公共インフラであり、生活環境の改善や水質保全を目的として、大きな役割を果たしています。安定した下水道事業の運営のため、ご理解とご協力をお願いします。
答申では、下水道事業主体である市へ「厳しい社会情勢の中、急激な使用料改定を行うことは使用者への影響が大きいため、概ね5年ごとに段階的な見直しを行うこと、また、更なる経費の削減、事業の合理化などの経営努力に取り組み、経営の健全化に努めること」も求めています。
●下水道使用料(令和7年5月使用分から)
※基本使用料と従量使用料を合計した額に消費税を加えた額が、2か月あたりの請求額です。
●新使用料の目安
〈例〉2か月で75立方メートル使用したとき
問合せ:上下水道課 下水道担当
【電話】274-8555
<この記事についてアンケートにご協力ください。>