◆感震ブレーカーを設置しましょう
大規模地震発生には、揺れに伴う電気機器などからの出火や、停電が復旧した時に発生する「電気火災」が懸念されています。東日本大震災における火災のうち、原因が特定された過半数が電気関係の出火でした。
▽「感震ブレーカー」とは
地震発生時に設定値以上の揺れを感知すると、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に、電気火災を防止する有効な手段です。
感震ブレーカーの購入は、電気工事を伴うものは電気工事店へ、電気工事を伴わないものは防災用品取扱店へお問い合わせください。
▽主な感震ブレーカーの種類
(1)分電盤タイプ(内蔵型)
分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、電力供給を遮断。
(2)分電盤タイプ(後付型)
漏電ブレーカーが設置されている分電盤に、感震機能を外付けするタイプ。センサーが揺れを感知し、漏電ブレーカーを作動させ通電を遮断。
(3)コンセントタイプ
コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントからの電力供給を遮断。
(4)簡易タイプ
ばねの作動や重りの落下などによりブレーカーを切って通電を遮断。
※(1)・(2)は電気工事が必要です。(3)は型式によっては電気工事が必要になります。(4)は電気工事不要です。
※分電盤タイプなどのように、地震発生時に家庭内の全ての電気を遮断するものについては、医療機器などの常時電源接続が必要な機器への影響が考えられますので、設置にあたっては注意が必要です。また、夜間の照明確保のために、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を準備することも重要です。
問合せ:危機管理課
【電話】274-8519
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