市食生活改善推進員会では、「減塩」を推進しています。その活動の1つとして、皆さんのご家庭を訪問し、汁物の塩分濃度測定を行っています。この測定により、普段食べている汁物の濃さを客観的に知ることができます。
平成23年度から令和4年度にかけて実施した塩分濃度調査では、「薄味」の家庭が5倍以上に増加しており、減塩の意識が高まっている傾向にあります。
汁物の塩分濃度調査より(北杜市)
■塩分を摂りすぎると?
塩分の摂りすぎは、血圧の上昇に直結します。血圧が高いと心臓に負担がかかり、動脈硬化や心肥大のような循環器疾患につながります。また、胃がんや食道がんのリスクが高くなることが分かっています。
令和元年に、厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査では、1人1日あたり約2gの塩分を摂りすぎているという結果も出ています。
◇1日の食塩摂取の目安量
男性:7.5g未満
女性:6.5g未満
高血圧の方:6.0g未満
厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2020年版)より
■汁物の塩分濃度を計ってみませんか?
汁物の塩分濃度測定をご希望の方は、地域の食生活改善推進員または健康増進課までご連絡ください。
また、「今よりちょっと薄味」を実践し、ご自身の健康管理に努めましょう。
厚生労働省でも栄養・食生活の目標として「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合を増加」「野菜と果物の摂取量の増加」「食塩摂取量の減少」「牛乳・乳製品の摂取習慣の定着」の4項目を掲げています。
問合せ:健康増進課
【電話】42・1335【FAX】42・1123
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