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自治体の皆さまへ

11月は児童虐待防止推進月間です

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山梨県北杜市

しつけと体罰は異なります。
「しつけ」とは、子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自立した生活を送れるようにすることなどの目的から、子どもをサポートして社会性を育む行為です。
「体罰」とは、子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こし、または不快感を意図的にもたらす行為(罰)です。
たとえ保護者がしつけと考えていても、その行為が子どもの心や身体を傷つけるものであれば、それはしつけではなく虐待です。子どもの気持ちに寄り添いながら、体罰などによらない子育てを社会全体で応援しましょう。

■児童虐待とは…
◇身体的虐待
殴る、蹴る、火傷を負わせる、外に締め出すなど生命・健康に危険のある行為

◇性的虐待
子どもへの性的行為、性器や性交を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど

◇ネグレクト
食事を与えない、不潔な服装や環境、車への放置、病気の治療をしない、同居人などによる虐待行為の放置など

◇心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間の差別、子どもの前での夫婦喧嘩や家族へ暴力を振るうなど

※こども家庭庁のまとめで、令和4年度(速報値)における全国の児童相談所が相談を受けた件数のうち、全体の6割を占めているのが心理的虐待です。

■児童虐待の影響
子どもの生命を脅かすばかりでなく、心に深い傷を残し、人格形成に重大な影響を与えます。その結果、非行、引きこもり、自殺企図、精神疾患などさまざまな社会的不適応行動の原因となります。
さらに成人後、今度は自分が虐待者となるケースも多く報告されています。

■体罰などによらない子育てのための工夫のポイント
◇ポイント 子どもの気持ちや考えに耳を傾けましょう
相手に自分の気持ちや考えを受け止めてもらえたという体験によって、子どもは気持ちが落ち着いたり、大切にされていると感じたりします。

◇ポイント 「言うことを聞かない」にもいろいろあります
保護者の気を引きたい、子どもなりの考えがある、言われていることを理解できない、体調が悪いなどさまざまな理由があります。「いやだ」というのは、子どもの気持ちです。こうした感情を持つこと自体はいけないことではありません。

◇ポイント 肯定文でわかりやすく、時には一緒に、お手本に
子どもに伝えるときは、「ここでは歩いてね」など肯定文で何をすべきかを具体的に、また、穏やかに、より近づいて、落ち着いた声で伝えると、子どもに伝わりやすくなります。

◇ポイント 良いこと、出来ていることを具体的に褒めましょう
子どもの良い態度や行動を褒めることは、子どもにとって嬉しいだけではなく、自己肯定感を育むことになります。何が良いのかを具体的に褒めると、子どもにより伝わりやすくなります。

出典:子ども家庭庁より一部抜粋

■児童虐待かも、と思ったらすぐに相談を
児童相談所 虐待対応ダイヤル
【電話】「189(いちはやく)」

■子育てに悩んだら、気軽にお電話ください。
・ネウボラ推進課・家庭児童相談室「おひさま」【電話】42-1401
・山梨県中央児童相談所【電話】055-288-1561
・児童相談所 相談専用ダイヤル【電話】0120-189(いちはやく)-783(おなやみを)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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