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自治体の皆さまへ

身体と、向き合うVol.4

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山梨県北杜市

■日々の食事が大切です
◇食事から摂る栄養素の役割
食事はからだを作る大切な栄養源です。また、コミュニケーションや心の安定にも影響しています。
最近は、必要な栄養素が全て含まれている食品やレトルト食品なども種類が増え、個々の好みで選ぶことができます。また、食の状況は「家庭で調理したものしか食べない」「包丁もまな板もない」などさまざまです。手軽に入手できるサプリメントなどを使用しているという話もよく聞きます。
食に関する社会状況は多様に変化していますが、体内での栄養素の働きは変わりありません。3大栄養素(糖質・たんぱく質・脂質)は体内で分解されエネルギーになります。このエネルギーを活用するには、ビタミン・ミネラルが必要であり、体が正常に動くようにサポートしています。ビタミンが不足すると、疲労、めまい、免疫力の低下、肌荒れなどが起こります。また、ミネラルが不足すると、血圧の調整、貧血、骨や歯などに影響が出てきます。
栄養素は相互に関わり合って、体全体の仕組みを支えているのです。

◇市民の食生活の特徴
(健康診断時の問診項目から)
朝昼夕の3食以外に間食や甘い飲み物を摂取する人が県や国よりも多い傾向があり、特に男性で多く見られます。
間食や甘い飲み物はエネルギーが高く、満腹感を得られやすいことから、他の栄養素が不足しないよう食べる量に注意が必要です。
また、20~40歳代で濃い味付けを好む人が多く見られます。塩分の摂取量は、血圧の調節に直接関わることから、日常的な濃い味付けは高血圧を招く可能性があります。
「若いから大丈夫」ということはありません。食卓で調味料をたくさん使用したり、間食にスナック菓子、味の濃いおつまみなどを常食していると、近い将来、血圧の薬が必要になるかもしれません。体調を維持するためには、素材の味を楽しむことを意識した薄味習慣がポイントです。

◇〔Check〕保健師・管理栄養士からのひとことアドバイス
1日3回の食事は、学業・仕事・遊びなどのパフォーマンスの良し悪しを決めるものだと考えられます。年を重ねても食事を楽しむために、好みや手軽さばかりが先行しないよう、日々の食事の偏りなどに目を向けることが重要です。
また、暑さが身体にこたえる時期です。和朝食を意識して召し上がっていただくと、熱中症の予防にもつながります。


R4国民健康保険データベースより


R4年度総合健診問診票より

問合せ:健康増進課
【電話】42・1335【FAX】42・1123

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