文字サイズ
自治体の皆さまへ

9/10〜9/16は自殺予防週間です

5/39

山梨県北杜市

■こころが疲れきる前に、早めの対処が大切です
私たちは日々多様なストレスを受けて過ごしています。適度なストレスは目標達成や成長への力に変えたりできます。一方、過度なストレスは心身へ悪影響を及ぼし、放置すると、こころの病気や自殺を招く危険があります。
こころの健康と睡眠は密接な関わりがあります。まずは、睡眠から生活リズムを見直してみましょう。

■まずは、セルフケアを考えてみましょう
こころの健康づくりのためには、睡眠による休養が大切です。
1日の約3分の1を占める睡眠。あなたは上手にとれていますか?睡眠には脳を休める深い睡眠(ノンレム睡眠)と、身体を休める浅い睡眠(レム睡眠)があります。
睡眠の役割の一つに、日中の情報や記憶の整理・定着があります。そのため、睡眠不足が続くと、翌日に疲れが残ってしまい、考えがまとまりにくくなります。その結果、注意が散漫になり、普段ならできることを失敗してしまったりすることにつながります。
また、その他の役割として、ホルモンバランスの調整があります。睡眠不足になると、食欲を増進させるホルモンが増え、食欲を抑えるホルモンが減少します。睡眠不足が、食欲を増大させてしまうのです。
睡眠中に分泌されるホルモンとして、成長ホルモンは有名です。睡眠直後の90分程度の深い睡眠(ノンレム睡眠の状態)と密接な関係にあると言われています。
成長ホルモンと聞くと、大人は関係ないと考えがちですが、代謝を調節して体を健康な状態に保つ「新陳代謝」に大きな影響があります。
睡眠の質の低下は、生活習慣病や精神疾患の発症リスクを高めると言われています。自分でできる睡眠の工夫を実践してみましょう。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条」をチェックしてみてください。

1 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7 若年世代は夜更かし避けて、体内時計リズムを保つ。
8 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9 熟年世代は、朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11 いつもと違う睡眠には要注意。
12 眠れない、その苦しみをかかえずに専門家に相談を。

10条は生活リズムを整えるうえで重要なポイントです。人間の体内リズムはおよそ25時間で刻まれており、地球の周期の24時間に合わせるには朝の光が必要になります。「早寝早起き」ではなく、朝の光を感じることで24時間にリセットされ、地球の時間に合わせて生活できる「早起き早寝」を心がけましょう。
また、11条はいびきや無呼吸など、いつもと違う様子が見られる場合は注意が必要です。

■次に、周囲の人にも目を向けてください
市では、自殺予防のため、悩んだ人に気づき、声をかけ、見守りできる地域づくりを目指しています。
特別な資格は必要ありません。まずは、正しい知識を得ることが第一歩です。悩みやストレスを抱えている方への関わり方を学び、地域全体で大切ないのちを支える、ゲートキーパー研修会に参加しませんか。

◇ゲートキーパー研修
ーみんなで支えよう大切ないのちー
期日:
・1回目9/27(水)
・2回目11/2(木)
両日とも同じ内容です。
受付:13:30~
講演:14:00~15:30
講師:心理臨床オフィス・ルーエ代表 深沢孝之氏
場所:須玉ふれあい館
参加費:無料(申込不要)

問合せ:健康増進課
【電話】42・1335【FAX】42・1123

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU