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ほくと歴史めぐり

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山梨県北杜市

■1月26日は文化財防火デー
◇文化財とは
文化財とは、我が国の長い歴史の中で生まれ、育まれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産を指します。国は「文化財保護法」という法律を定めることによって、都道府県と市町村は「文化財保護条例」を設けることで文化財を守っています。北杜市内には205件もの指定文化財があり、その内訳は、国指定が13件、県指定が43件、市指定が149件となっています。

◇文化財防火デー
昭和24年1月26日、奈良県生駒郡斑鳩町にある法隆寺金堂から出火し、国宝である十二面壁画の大半が焼損しました。この事件は国民に強い衝撃を与え、災害による文化財の損失を憂慮する世論が高まり、翌昭和25年に文化財保護法が制定されました。文化財保護を一層強化するため、また啓発活動の一環として、国は昭和30年、法隆寺金堂の焼損した日である1月26日を「文化財防火デー」と定めました。
昭和43年4月14日、国指定天然記念物「根古屋神社の大ケヤキ」(須玉町江草)の田木・畑木の2本のケヤキのうち畑木と呼ばれる木が火災に遭い、樹勢に深刻なダメージを負ってしまいました。その後、地域の方々の日頃の管理や樹勢回復の措置によって、今日まで立派な姿を残しています。
1月26日の文化財防火デーに合わせ、日本各地で防災訓練や消防施設の点検を実施していますが、文化財が火災によって失われる事故はたびたび起こっています。文化財防火デーには、ぜひ地域の宝である文化財に目を向けてみてください。

問合せ:学術課
【電話】42・1375
【FAX】32・6497

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