◆「しつけ」と「体罰」は異なります
「しつけ」とは、子どもの人格や才能などを伸ばし、社会において自立した生活を送れるようにすることなどの目的から、子どもをサポートして社会性を育む行為です。
「体罰」とは、子どもの身体に何らかの苦痛を引き起こし、または不快感を意図的にもたらす行為(罰)であり、児童虐待の一種です。
たとえ保護者がしつけと考えていても、その行為が子どもの心や身体を傷つけるものであれば、それはしつけではなく体罰です。社会全体で、子どもの気持ちに寄り添いながら、体罰などによらない子育てを応援しましょう。
◆児童虐待とは?
・身体的虐待…殴る、蹴る、火傷を負わせる、外に締め出すなど、生命・健康に危険のある行為
・性的虐待…子どもへの性的行為、性器や性交を見せる、ポルノグラフィの被写体にするなど
・ネグレクト…食事を与えない、不潔な服装や環境、車への放置、病気の治療をしない、同居人などによる虐待行為の放置など
・心理的虐待…言葉による脅し、無視、きょうだい間の差別、子どもの前での夫婦喧嘩や家族へ暴力を振るうなど
◆児童虐待の影響
子どもの生命を脅かすばかりでなく、心に深い傷を残し、人格形成に重大な影響を与えます。その結果、非行、引きこもり、自殺企図、精神疾患などさまざまな社会的不適応行動の原因となります。
さらに成人後、今度は自分が虐待者となるケースも多く報告されています。
出典:こども家庭庁
■児童虐待かも、と思ったらすぐに相談を
児童相談所虐待対応ダイヤル【電話】「189(いちはやく)」
つらいときは一人で悩まないで!子育てに悩んだら、気軽にお電話ください。
・ネウボラ推進課・家庭児童相談室「おひさま」
【電話】42-1401
・山梨県中央児童相談所
【電話】055-288-1561
・児童相談所相談専用ダイヤル
【電話】0120-189-783
(いちはやく おなやみを)
問合せ:ネウボラ推進課
【電話】42・1401
【FAX】30・4144
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