◆女性の健康週間とは
女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすための国民運動です。
普段から不調を我慢していませんか?女性の健康についての知識を身に付け、自身の心身を見つめなおしてみましょう。
◆女性のライフステージと健康
女性は思春期、成熟期、更年期、老年期とホルモンバランスの状態や、結婚などのライフステージによって、男性とは異なった心身の変化があります。
近年、日本の女性は経済の発展やライフスタイルの変化から出産の回数が減り、とても多くの排卵と月経を経験するようになりました。女性が多く出産していた時代の生涯月経はおよそ50回くらいだったと考えられていますが、現代ではその約10倍もの月経を経験するといわれ、毎月の月経によってホルモンが変動し、女性の心身は大きく変化するようになりました。これにより、月経痛や月経前症候群(PMS)、片頭痛、子宮内膜症、卵巣のう胞や乳腺腫瘍など、ホルモンの変動によって誘発されやすい疾患や健康問題も増えています。
また、妊娠中はホルモンバランスが変動するため、気持ちの落ち込みや睡眠の不調が表れることがあります。妊婦さんは無理をしないこと、周囲の方は体調やこころの不調がないか気にかけていただくことが大切です。
閉経後は女性ホルモンの低下により、骨粗しょう症のリスクが高まります。
◆痩せすぎに要注意
食事を抜いたり、偏った食事は、健康を損なうだけでなく、美容にも悪影響を及ぼします。
女性に多い低血圧や貧血、加齢とともに発症する骨粗しょう症などは、10代や20代の痩せが関係しているといわれています。また、痩せた女性の増加とともに、子どもの出生時の体重が減少傾向にある可能性が指摘されています。低体重で生まれた子どもは、大きくなってから生活習慣病にかかりやすいという報告もあるので、妊娠する前からの食生活が重要です。
◆体格をチェックしてみましょう
簡単にチェックできる体格指数(BMI)で、日頃から標準体重を心掛けましょう。
BMI=体重(kg)/身長(m)×身長(m)
◆女性のためのかかりつけ医
産婦人科は、妊娠したら行くところというイメージが強く、敷居が高いと感じる方が多いのではないでしょうか。女性特有の病気は、すぐに症状が出るものばかりではありません。「何だかいつもと違う」と感じたら、すぐに受診しましょう。
◆女性のための検診
令和6年度の総合健診で乳がん検診を受けることができます。骨粗しょう症検診は年度末年齢が20歳~70歳までの5歳刻みの年齢で受診できます。また、子宮頸がん検診の申し込みも受け付けています(2年に1回の受診)。
・厚生労働省研究班監修「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」
・北杜市子宮頸がん検診について
※二次元コードは本紙P.4をご覧下さい。
問合せ:健康増進課
️【電話】42・1335
【FAX】42・1123
<この記事についてアンケートにご協力ください。>