市では、今後の人口減少や少子高齢化、財政状況を踏まえ、持続可能で魅力あるまちづくりに向け、合併前に旧町村で整備した多くの公共施設の最適配置と更新などの費用の平準化を図るため、基本方針や個別施設の方向性、年次計画を定めた「北杜市公共施設個別施設計画」を策定しました。
今後、この計画を「たたき台」として、これからの市の公共施設の最適配置に向けて、市民や関係者の皆さんと共に考え、協議する中で取り組みを推進していきます。
計画期間:28令和6年度〜令和33年度(年間)
対象施設:令和5年3月末時点で市が保有している公共施設362施設(約41万平方メートル)
計画の目標計画:期間内に公共施設の保有量(延床面積)を40%程度縮減
Q:公共施設個別施設計画とはどんな計画なの?
A:将来における公共施設などの総合的な管理・運営方針を示す「北杜市公共施設等総合管理計画」で掲げる目標や方針の実現を図るため、公共施設の最適配置に向けた個別施設の具体的な検討時期や今後の方向性などを定めた計画です。
Q:公共施設の保有量を40%も縮減したら、私たちの生活が不便になるのでは?
A:今後、一斉に公共施設の老朽化が進む一方で、人口減少や少子高齢化、財政状況を踏まえると、施設の最適配置(本市の状況では計画期間の令和33年度までに40%程度の縮減が必要)は、喫緊に取り組まなければならない課題です。このため、今後、この計画に基づき、施設の最適配置に伴う著しい市民サービスや利便性の低下を招くことのないよう検討を進めますが、施設の集約化などにより移動距離や時間など、市民の皆さんにご不便をおかけする面もあるかと思いますので、ご理解をお願いします。
なお、施設の最適配置にあたり、一つの建物に複数の機能(用途)を複合化することにより、効率的な維持管理・運営や公共サービスの維持・向上を図る検討も行っていきます。
Q:計画の進捗状況は、どのように検証・公表するの?
A:この計画に基づき、公共施設の最適配置に向けた取り組みを進め、毎年度、計画の目標達成状況などの検証を行う中で、必要に応じて取組内容の改善を図っていきます。なお、毎年度の進捗状況は、市ホームページで公表予定です。
Q:今後、どのような方法で市民の意見を聴いていくの?
A:この計画では、現時点で今後の方向性が決定していない「方向性検討施設」が多く存在します。
このため、今後、個別施設の方向性を検討するにあたり、施設分類に応じて市民や関係者の皆さんからご意見を効果的にお聴きすることができる体制づくりに向けた検討も併せて行っていきます。
Q:体育館などを縮減した場合、災害時の避難所確保は大丈夫なの?
A:公共施設の最適配置にあたり、現在の機能(用途)のみで判断することなく、全庁横断的に多面的な検討を進める必要があります。
このため、避難所についても「北杜市地域防災計画」に基づく避難所および収容人数などを踏まえる中で検討していきます。
問合せ:政策推進課
【電話】42・1162
【FAX】42・1127
<この記事についてアンケートにご協力ください。>