■北杜高校で認知症マフ作り
認知症マフは、肌触りの良い素材でできた毛糸や生地を筒状に編み、装飾を付けたものです。それに触れることで認知症の方へ癒しと安心感を与えることができることから、近年、医療や介護の現場で注目を浴びています。
昨年4月から北杜高校3年生総合学科福祉ライフデザイン系列課題研究の授業で、認知症看護認定看護師の長田菜穂氏を講師に迎え、肌触りの良い布や毛糸に動物や野菜やキャラクターをモチーフにした手作りのアクセサリーをつけ、世界で一つの心温まるマフの作成に取り組みました。テーマは「メモリー」。学生達は「喜んでくれるといいな」「可愛いものがいいかな」と試行錯誤しながら、色とりどりの作品が仕上がりました。
今後は作成したマフを認知症の方に使っていただき、さまざまな場所で活用できる取り組みを検討しています。
■オレンジカフェ ボランティア募集
誰もがなり得るかもしれない認知症。不安や孤独などで症状が悪化してしまうと、支える家族も介護で疲弊してしまい、悪循環になる恐れがあります。早めの対応は認知症の悪化予防にもなるといわれています。
オレンジカフェでは、地域とのつながりを大事にしながら、認知症の方だけでなく、家族の居場所として、介護・医療の専門職、認知症サポーター、傾聴ボランティアなどの方々が相談や支援を行っています。内容はお花見やクリスマス会、家族介護の話の場など、カフェによってさまざま。認知症に対する地域の支え合いに欠かせない場所になっています。現在、市内には7カ所のオレンジカフェが設置されており、各カフェではボランティアを募集しています。一緒に活動してみませんか? 興味のある方は北杜市地域包括支援センターまでお問い合わせください。
■山梨県認知症コールセンターの紹介
問合せ:北杜市地域包括支援センター
【電話】42-1336
【FAX】47-4510
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