今月の担当は池田愛子保健師です
紫外線は、身体がカルシウムを吸収するのに重要な役割を果たすビタミンDを皮膚で合成するために必要です。一方で、浴びすぎると日焼け、しわ、シミなどの原因になるほか、長時間浴び続けると良性・悪性の腫瘍や白内障などを引き起こすことがあります。
身近なところから意識して、上手に紫外線とつきあっていきましょう。
◆紫外線の浴びすぎを防ぐには次の対策が効果的です
(1)紫外線の強い時間帯を避ける
紫外線は1年のうち6月から8月、1日のうちでは太陽が最も高くなる正午ごろが最も強くなります。午前10時から午後2時ごろを避けて屋外の活動を楽しみましょう。
(2)日陰を利用する。
日陰の紫外線は日なたの約50%です。直接日光があたらなくても、地面や建物から反射する紫外線を浴びているので注意しましょう。
(3)帽子をかぶる、日傘を使う
麦わら帽子などのつばの広い帽子は、より大きな効果があります。日傘はUVカット機能があるものを使いましょう。
(4)衣服で覆う
長袖シャツなどの肌を覆う部分が多いもの、織目・編目のしっかり詰まった生地や濃い色のものが効果的です。
しかし、夏は熱中症にも注意して無理のない範囲で選び、UVカット生地の衣服なども活用しましょう。
(5)サングラスをかける
サングラスは、紫外線防止効果のはっきり示されたもの、レンズサイズがある程度の大きいもの、顔の骨格にあったものを選びましょう。なお、色の濃いサングラスは、眼に入る光の量が少なくなるため、瞳孔が普段より大きく開きます。そのため紫外線カットの不十分なレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ入るので注意しましょう。
(6)日焼け止めを使う
外に出る前に塗りましょう。太陽の光が当たりやすい鼻の頭、肩、背中の上部などは念入りに塗ります。
塗った後も手や衣類に触れたり、汗をタオルで拭いたりすると落ちてしまいます。すぐに重ね塗りするか、2、3時間おきに塗り直しましょう。
また毎晩一日の汚れを落とすように、日焼け止めも落としましょう。
問い合わせ:福祉保健課 健康増進担当
【電話】22‒7207
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