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自治体の皆さまへ

食でめざそう!家族のえがお

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山梨県富士川町

◆農と食で地域活性化!
◇米の消費量
国内の米の消費量は減少傾向が続いていて、一人あたりの消費量は、昭和30年代のピーク時と比較してほぼ半減し、年50・9kg(農林水産省 食料需給表 令和4年概算値)となっています。
こうした中、国内で自給可能な農産物である米の消費を拡大することは、食料自給率向上を目指す上で重要とされ、国は米粉の普及拡大を目指す取り組みを進めています。

◇米粉の活用
米を粉にした「米粉」は、せんべいや団子など、古くからお菓子の材料に使われてきました。近年は、幅広い調理に活用できる米粉の製粉機が開発され、米粉の特性を活かした料理の研究も盛んに行われています。
米粉は、人に必要なアミノ酸バランスが小麦より優れているとされ、調理したときの特徴としては、もちもちとした食感、ほんのり甘い風味があり、さらに、油の吸収率が低いため、ヘルシー志向な調理に向いている食品です。

◇地元産のお米を活かす
令和4年4月に道の駅富士川内にオープンした「バウムアルラ」では、地元の食材を使ったバウムクーヘンを販売しています。
特に、こだわったのは、原材料として使う、米粉の製造です。
富士川町目つき(※)米、平林、穂積の3地区の棚田で収穫されたコシヒカリを、籾で仕入れて自家製粉しています。米は、精米直後から鮮度が落ちていきますので、鮮度を保ち、バウムクーヘンに最も適した挽き立ての「生の米粉」の状態で使用するために、籾で仕入れているのです。
道の駅富士川では、バウムクーヘンだけでなく、米粉を使った新たな商品開発にも力を入れていますので、ぜひ、こだわりの一品をご賞味ください。
中山間地域では、古くから稲作が行われ、美しい農村の景観が、地域の皆さんのご尽力で長い間守られてきました。
地元農家の皆さんが丹精込めて作ったお米を加工品にして、県内外の多くの方にお届けし、その魅力を広く伝えていくことは、地域の景観を守ることにもつながり、さらには、魅力あふれる地域を次世代に継承していくことにもつながっていきます。

※「つき米」の「つき」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

問い合わせ:産業振興課 農林振興担当
【電話】22-7202

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