文字サイズ
自治体の皆さまへ

自分のための時間持てていますか?(富士川町 男女共同参画推進委員会)

35/43

山梨県富士川町

アイスランドでは、2015年から2019年にかけて、一部の労働者に週休3日制を導入する実験を行いました。その結果、生産性の低下は見られず、幸福度が向上したという結果が得られました。労働時間の短縮は非生産的ではないかという心配があったようですが、生産性や提供されるサービスの質の低下は見られず、より効率的に働くようになったという結果が出ています。労働時間の短縮は、生産性を向上させる効果があると考えらています。
また、イギリスでも2022年6月から12月までの6か月間、61の企業で働く約2,900人を対象として週4日勤務を実験した調査が行われました。体験した従業員の満足度は高く、「従業員の心身の健康状態と満足度が改善された」「従業員のワークライフバランスが改善された」「会社の業績への影響もプラスになった」といった結果が出ています。
ヨーロッパ諸国では、「ファミリーフレンドリー(介護や子育てをしている人を応援する取り組み)」の観点から、フレックス性の高い労働ができることが多いといいます。
たとえば、小さな子どものいる女性社員が、週2日程度、在宅勤務ができるという会社も少なくなく、また時短勤務が推奨されることも多いそうです。家庭と両立してこそ仕事である、という考え方が強いのが特徴のようです。
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」を目指すことで、「働くすべての人が、仕事と育児や介護、趣味や学習、休養、地域活動といった、仕事以外の生活との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方」と定義されています。
皆さんや、皆さんの周りの方は、男女偏りなく、仕事と自分のための時間の調和がとれていますか?
ワーク・ライフ・バランスを進めるためには、個人の取り組みはもちろん、事業所の取り組みも必要となります。生産性向上のため、私生活の充実のために、それぞれができることから取り組んでいきましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU