■町長 望月 利樹
新年あけましておめでとうございます。
皆さまには、ご家族お揃いで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年の夏はこれまででもっとも暑い夏となり、平均気温も観測史上最高となったことからか、日本を含む北半球では大雨や洪水、干ばつ、森林火災などの異常気象により世界各地で大きな被害が起こりました。
日本でも、大雨による災害が各地で起こり、町としてさまざまな支援を行った日本航空高等学校石川の所在地である石川県も1月の大地震に続き、9月には大雨の被害を受けました。能登地震、そして大雨の被害によりお亡くなりになられた方々に対し心からお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
町でも一昨年国に先駆け実施したクールシェアスポットを設置しましたが、10月に入っても残暑がおさまらない中、町にホットなニュースが飛び込んできました。
町出身の中込陽翔投手が東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト3位指名を受け、正式にプロ野球選手として入団いたしました。町として初のプロ野球選手の誕生という快挙は、町全体に大きな誇りと喜びをもたらしました。次世代を担う子どもたちにとって、大きな夢と希望の光となることと思います。町として、彼の今後の活躍を全力で応援し、サポートしていきたいと考えています。
昨年6月には、富士川親水公園ドッグランをオープンいたしました。このドッグランは、町の単独事業でありながら、一般財源ではなくふるさと納税を原資として整備する、新しい事業モデル「ふじかわゼロプロジェクト」の第1号施設として位置付けています。ひっ迫している町財政の健全化を図るため、民間からの財源と、国や県からの補助金や寄付金などを組み合わせ、町の持ち出し分を「ゼロ」として事業を展開していくこと、それが「ふじかわゼロプロジェクト」です。今後も、町と民間事業者との連携を更に加速させ、この「ふじかわゼロプロジェクト」を推進してまいります。
そして、富士川町は本年3月8日で満15年という節目を迎えます。
町制施行15周年記念といたしまして、さまざまな事業を行ってまいりました。昨年3月からの大法師さくら祭りをはじめ、10月には5年ぶりとなる「山車巡行祭り」を開催いたしました。山車巡行祭りでは、神輿や万灯講を先導に、4台の美しい山車が、県道42号を巡行し、今年3月で閉校を迎える鰍沢中学校の生徒たちによる「鰍沢ばやし」の演奏や、増穂中学校ブラスバンド部の力強い演奏が、祭りに華を添えてくれました。
今年も一歩一歩着実に歩みを進め、町の皆さまとの対話を大切に、現場主義による協働のまちづくりを進めていく所存です。今後とも、皆さまのより一層のご支援、ご協力をお願いいたします。
結びに今年一年が、皆さまにとりまして、実り多き素晴らしい年でありますよう、心よりご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
■議長 堀内 春美
あけましておめでとうございます。
皆さまには、令和7年の輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
はじめに、能登半島において、昨年1月の地震に加えて9月には豪雨災害が発生し、全国各地でも台風や豪雨による土砂崩れや浸水被害が発生し、大きな被害をもたらしました。災害により亡くなられた方、被害を受けられた皆様方に、心からお悔みとお見舞い申し上げます。
昨年は、新紙幣の改刷開始や郵便料金の改定、物価の高騰など激動の一年であり、新しく誕生した石破内閣においては、景気回復や外交問題、災害復興支援などの課題は山積していますが、私たちが安心して暮らせる社会づくりを期待するところであります。
一方で、スポーツ界では明るいニュースもあり、富士川町出身の中込陽翔さんが、東北楽天ゴールデンイーグルスにドラフト3位で指名され、富士川町初のプロ野球選手が誕生し、今後の活躍が期待されるところであります。
また、パリオリンピックにおける日本の活躍は目覚ましいものがあり、山梨県は、メダルを獲得した、レスリング男子の文田健一郎選手、柔道女子の舟久保遥香選手、卓球女子団体の平野美宇選手に県民栄誉賞を贈りました。この3名の方の努力と成果は山梨県のスポーツ振興に大きな影響を与えることと思います。
海外では、ドジャースが4年ぶりにワールドシリーズを制覇し、2年連続で3回目のMVPを受賞した大谷翔平選手は、日本の宝といっても過言ではないと思います。
本町に目を向けますと、15周年記念事業として様々な事業が展開され、特に山車巡行祭りでは、県内外からの多くの人で賑わい、大成功のうちに終了し、皆様で15周年をお祝いしたところです。
いよいよ本年3月には満15年を迎えることとなり、記念式典も開催されますが、さらにステップアップした町の成長が期待されるところであります。
議会においては、昨年若者議会を開催し、若い世代へ町や議会に対する理解とまちづくりの提言を求めたところであります。
また、町民に開かれた議会を目指すために、各地域へ出向いての議会懇談会の開催、こども議会の開催、こども条例の制定に向けての取り組みを本年も引き続き行ってまいります。
私たち議員も、4年の任期は残り1年となりました。議会の質の向上、さらなる議会改革を進め、議員一丸となって、その役割を十分発揮し、取り組んでいかなければならないと考えております。
今後も、町民の代表機関として監視機能、調査機能、政策形成、立案機能等を強化し、主体的に諸課題に取り組むとともに、皆さまとともにまちづくりを進めてまいります。
結びに、本年が、皆様にとりまして、最良の年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。
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