~通所リハビリを卒業、こつこつ教室でさらに元気に~
今月は包括支援センター
【電話】22-4615
今月は、こつこつ教室に通い、ご自身の努力を重ね、歩くことが困難な状態から回復された方をご紹介します。
◆突然の痛み…介護保険申請
長澤区にお住まいの依田悦夫さん、84歳。若い頃から運動が好きで、ターゲットバードゴルフ、ソフトボールなどをして、活動的に過ごされてきました。
令和5年7月、突然腿から腰にかけての痛みで動けなくなってしまいました。検査の結果、化膿性脊椎炎と診断され入院治療しましたが、歩くこと、立ち上がることなど、移動の動作に介助が必要な状態になりました。そのため、介護保険を申請し、通所リハビリを利用することになりました。
◆こつこつ教室で自宅でできる体操を習得
リハビリを続け、少しずつ体力が戻り、自宅周辺を一人で歩けるようになった今年の夏頃、依田さんは、通所リハビリに通うほかの方に比べ、自分が元気になっていると思い始めました。そして、「いつまでここに通うのだろう?」と疑問や不安を抱くようになったといいます。
そんな時、保健師のすすめで、自宅でできる体操を習得できる「こつこつ教室」を知り、通所リハビリを卒業し、10月からこつこつ教室に通いはじめました。
◆できなかった動作ができるように そしてより活動的に
こつこつ教室は、3か月間集中的に身体の改善を目指す教室です。一人ひとりの身体に合った体操を運動指導士が教えます。週1回の教室以外でも、自宅でできる体操の宿題などもあります。
依田さんは腰に痛みがあるため、負担がかからないようアドバイスを受けながら〝コツコツと〟体操を続けました。
◆ーその結果
3か月が経った12月には、何もつかまらずに椅子からの立ち上がりまでできるようになりました。さらに、身体が柔らかくなったと実感するようになったといいます。
今では、毎日町内外の公園に出かけ、約40分の散歩が日課です。
「こつこつ教室」は12月で終了しましたが、習得した体操を自宅で続け、ブルーアースMY‒BODYふじかわの百歳体操に通い、体力維持をしています。
依田さんの弟は、第78回国民スポーツ大会のグラウンドゴルフ競技会で優勝した望月守男さんです。依田さんの夢は、「弟に負けないように、より活動的に動けるようになること。」今日も、笑顔で体力づくりに励みます。
★こつこつ教室★
日常生活に必要な移動や家事動作がしやすくなるような身体づくりをする教室です。
運動だけでなく、歯科衛生士など専門職による個別面接も行い、一人ひとりに合った指導を行います。
対象者:
(1)事業対象者・要介護認定を受けていない方
(2)基本チェックリストに該当する方
※包括支援センター職員が面接をします
※基本1人1回のみ参加が可能
開催日:年4回、1回3か月
毎週火曜日 午前9時45分~11時
※次回は4月からの開始です
場所:保健福祉支援センター
定員:10名
※希望者は送迎があります
※詳しくは包括支援センターまで
【電話】22-4615
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