男女平等とレディーファースト(富士川町男女共同参画推進委員会)

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「レディーファースト」について辞書などで調べてみると、『女性を優先させる欧米の文化のこと』とあります。
欧米では、食事や乗車その他のさまざまな場面で、男性(紳士)が女性(淑女)をエスコートする際のマナーとして行われています。
これはもともと日本にはない文化のため、勘違いしてしまいそうですが、女性であれば当然に優先してもらえるということ、ではありません。
男女平等、女性の権利などが広く叫ばれてくると、「レディーファースト」は性差別ではないかとか、矛盾しているのではないかなどといった考えがみられます。
男女平等とは、男性と女性が、経済的、政治的、社会的、文化的に平等であり、それぞれに独立した人格である状態をさします。
男女平等は社会的なことであり、レディーファーストは個人個人のマナーの在り方です。
相手の気持ちを考えない過剰な思いやりや、してもらうことが当たり前といった思い込みは、相手を下に見ていることにつながりかねません。
日本のジェンダーギャップ指数は低迷が続き、社会はジェンダー平等、女性の権利について多く取り上げています。これに対し、WEB上には反発や不満も目にします。
今年の国際女性デー(3月8日)は制定50年の記念の年です。世界各地、日本全国でさまざまなイベントが開催されます。ぜひこの機会にイベントや取り組みに参加し、その意味について考える機会にしてみませんか。また、普段疑問に思っていることについて調べてみると、思いもしない気づきがあるかもしれません。思い込みを捨てて、ぜひ覗いてみてください。