今月は福祉保健課健康増進担当です。
◆県民栄養調査結果(令和4年度)
昭和54年から5年ごとに実施されている県民栄養調査の結果が公表されました。
この調査は、山梨県民の健康増進や生活習慣病予防の促進を図ることを目的に実施されています。調査の結果から、自身の食生活を振り返ってみましょう。
【食塩摂取量】
食塩摂取目標量は男性7・5g、女性6・5gですが、調査の結果、1人1日当たりの食塩摂取量の平均値は、男性11・4g、女性9・8gでした。全ての年代で目標量より多い状況であり、山梨県は全国平均よりも多くなっています。
食塩の摂り過ぎは高血圧を招きます。血圧は年をとってから急に高くなるのではなく、30歳代位から徐々に高くなっていきます。そのため、健康に問題がなくても、減塩を心がける必要があります。特に、しょうゆ・味噌・塩・その他の調味料からの食塩摂取が多くなっており、調味料や食卓で使うしょうゆ・ソースを減塩調味料に変えるなどの工夫が必要です。
【野菜摂取量】
野菜の摂取目標量は1日350gです。私たちが1日に必要なビタミン・ミネラルなどの栄養素をおおむね摂取できる量とされています。しかし、調査の結果は男性328g、女性296gと、目標量に達していませんでした。また、特に20〜50歳代の摂取が少ないこともわかりました。
野菜を食べることで、高血圧などの生活習慣病予防に大切な食物繊維やカリウムを摂ることができます。今の食事にあと1品、野菜の品を増やし、1日350gの野菜摂取を目指しましょう。
【運動習慣】
1回30分以上の運動を週2回以上かつ1年以上続けている人を「運動習慣のある人(20歳以上)」とすると、男性は26・7%、女性は16・2%でした。
運動の効果は生活習慣病予防、筋力や身体機能の維持に欠かせません。短時間でも少しずつ続けることが効果を生みます。日頃から、少しでも身体を動かす意識を持ちましょう。
野菜350gの目安
毎食野菜を食べましょう!
~食に関する情報~
・のばせ健康寿命(山梨県)
・デキる大人は食から違う!(農林水産省)
・食事バランスガイド
※詳しくは、本紙12ページをご覧ください。
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