11月の記事で富士山噴火において山中湖村で対策が必要なものとして溶岩流と火山灰以外に積雪期の融雪型火山泥流があると記載しました。今回は融雪型火山泥流についてとり上げます。
■融雪型火山泥流とは
・積雪期、火砕流が流下した場所の雪を溶かして、雪解け水と火砕流に含まれていた岩石や火山灰が一団となって流れてくる現象
・時速60kmを超えることもある
・河川に流入すると、遠方まで流れる
災害の範囲:火砕流の発生した下流側
発生事例:1926年の十勝岳の噴火
■富士山火山ハザードマップ
※山腹に50cm積もった雪が火砕流までの熱で溶けたと仮定したシミュレーション
◆富士山火山避難基本計画に基づく避難行動
避難対象エリア:重ね図の事前の避難が必要な区域
避難開始基準:噴火前の避難(レベル4で避難)
避難先:避難対象エリア外の高所・高台、堅牢な建物
◆まとめ(避難行動のポイント)
・流下速度が速いので、短時間に避難する必要があります。速やかに河川から離れ高所へ避難しましょう。
・火口位置や積雪量により危険度が変化します。村役場からの避難情報に注意して下さい。
問い合わせ:総務課 危機管理係
【電話】62-1111
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