■筋肉トレーニング(筋トレ)で死亡・疾病リスクが減少
週30~60分を目安に!
筋力トレーニング(筋トレ)の正しい定義は、負荷をかけて筋力を向上させるための運動であり、自分の体重を負荷として利用する自重トレーニング(例:腕立て伏せやスクワット)やウエイト(おもり)を負荷として利用するウエイトトレーニング(例:マシンやダンベルなどを使用する運動)があります。
早稲田大学の研究では、筋トレを実施していると、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクは10~17%低い値を示し、総死亡・心血管疾患・がんについては週30~60分の範囲で最もリスクが低く、糖尿病は実施時間が長ければ長いほどリスクが低かった」と2022年3月に報告されています。
厚生労働省が昨年発表した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、
(1)筋トレの実施は生活機能の維持・向上だけではなく、疾患発症予防や死亡リスクの軽減につながる
(2)筋トレと有酸素性身体活動を組み合わせるとさらなる健康増進効果が期待できると報告されています。
◆筋トレ4つのポイント
・筋トレを全身まんべんなく行いましょう…特定の部位を重点的に鍛えるのではなく、胸、背中、上肢、腹、臀部、下肢などの大きな筋群に負荷がかかるように(しっかり筋肉に負荷をかけることで、筋肉はその負荷に適応していきます)
・日常生活レベル以上の負荷で筋トレを行い、少しずつ負荷を高めていくことが重要です(負荷は重さや回数で調整可能。しっかりと筋肉を休める時間(休息日)をとることも重要です)
・筋肉は年齢に関係なく鍛えることが可能です。高齢者は筋力が低下しやすいため、筋力の維持・向上に努めましょう。
・成人及び高齢者に、筋トレを週2~3日実施することを推奨します
筋トレを正しく理解して、日常生活に上手に取り入れながら無理のない筋トレをお勧めします。
・リンク先
早稲田大学筋トレで死亡・疾病リスクが減少→QRコードからアクセス出来ます
厚生労働省健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023、→QRコードからアクセス出来ます
※詳しくは本紙をご覧ください。
■12月の診療体制
年内は12月27日(金)まで、年始は1月6日(月)から診療開始となります
※受付時間は、診療時間の30分前となります
※土曜日診療(田邉医師)
内科、外科、小児科、小児外科
・12月7日(土)午前中
・12月21日(土)午前中
エコー検査
・12月5日(木)午前中
問い合わせ:【電話】28-7510
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