■未来に残したい草原の里100選とは?
全国に残る草原と、そこで培われてきた知識や技術、人々の想いを共有し、次世代へ受け継ぐことが目的です。
■なぜ明神山の草原が?
多様な生き物が生息する草原が、地元組合の管理によって現在まで維持されていることが評価されました。
草原は、資材や食材の採取等の人為的な活動があり、人の生活と関わりの深い環境です。明神山の草原も例外ではなく、長年平野入会組合により火入れ等の維持管理が行われています。
近年、明神山の草原は生活に必要なものを得る場から、観光資源として在り方が変化しているため、村民でも馴染みの少ない方もいるのではないでしょうか。このように維持管理されている草原は、日本国土の1%まで減少しており、昔は当たり前にあった自然環境が残っている明神山の草原は、とても貴重な財産です。
そこで、今回の未来に残したい草原の里100選への選定が、山中湖村民はもちろん、明神山を訪れる観光客の方々にも、草原の価値と火入れの役割について考え、理解するきっかけになれば幸いです。
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