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村議会6月定例会 村長所信・提出案件(1)

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山梨県山中湖村

■山中湖村長 高村正一郎
令和6年第2回山中湖村議会定例会(6月)において、高村正一郎村長から村政運営に関しての考え方と、議会に提出した案件が説明されましたので、その概要を掲載します。

◆村長所信(抜粋)
▽はじめに
村長就任後3年半が経過いたしましたが、夢中で、村の諸課題や施策の推進、私達村民が安心、安全に暮らせる村づくりとは、を念頭に置き、粉骨砕身、村政運営に携って参りました。新年度も始まって2か月が過ぎ、この間にいくつかの事業を執行して参りましたが、あっという間に時間が過ぎたなと感じている心境であります。
就任直後から新型コロナ感染症対策の対応に追われ、私の村づくりのビジョンが思うように進めなかった施策もありましたが、私の目指す、次世代へ繋げる村民同士の互恵関係、村民が一つになり子供から若者、高齢者が同じ目標を目指す「ワンチーム」という合言葉に寄り添った姿勢が、村民間の中で醸成できつつある状況にあると思います。
前から申し上げているとおり、政治は夢と希望であり、全ての元は、ここに住む全住民のためにあり、なかんずく、それは村民の代表者たる使命であると思います。残りの任期を村の公益のために更にフルスロットルで邁進していく覚悟であります。
そして、私の就任当時からやらなければならないと決めていた村政報告会がコロナ禍の終息により、ようやくこの4月に実現することができました。村政の執行者として村の状況や各種事業の成果、更に村の目指す基本ビジョンを報告することで、村と村民との対話交流と更には村民コミュニティーの形成、開かれた村政、私の提唱する参加型行政の実現につながるのではないか、との思いから村政報告会を開催したところであります。そこには、直接村民の皆様からの意見や要望を伺うことで、今後の村政執行や村民生活に寄与できると考えております。これまでの村政、これからの村政を自分なりに思慮し、村長として任期満了まで最善を尽くしてまいる所存であります。

▽第32回山中湖村民ゴルフ大会について
晴天のもと123人という大勢の村民の方々にご参加をいただき、和やかな中に随所での熱いプレイで大いに盛り上がったと聞いております。今回私は公務のため参加できませんでしたが、チャリティーにおいても、6万1千円ものご寄付をいただきましたことに対し厚くお礼を申し上げます。福祉事業や教育活動に使わせていただきたいと思います。

▽山中湖村観光客誘客誘致事業について
山中湖村旅割事業、スポーツ・文化合宿再開支援事業は夏のハイシーズンが過ぎてからの計画として進めております。また、デジタル田園都市国家構想交付金によるイベントとしましては、プロジェクションマッピングやドローン1千機を使った計画を現在進めております。
両事業とも、昨年度までの事業検証を行い、観光関連団体と制度の内容等について、合意形成を図りながら事業を推進してまいります。

▽第44回スポニチ山中湖ロードレース大会について
昨年、4年ぶりに通常開催となり、参加者の皆様から、「親切なおもてなし」「モーターボートでの送迎に感動」「沿道の皆様や子供たちの温かい声援」など感謝の声が多く寄せられました。
今大会は、若干参加者数が減少しましたが、7,944名のランナーに申し込みをいただき、出走者6,893名が初夏の山中湖を爽快に走りました。
また、昨年に引き続き、持続可能な開発目標に貢献するため、ペーパーレス化やヤマト運輸株式会社による清掃活動などSDGsを推進する取り組みや、宿泊業だけではなく、他の経済にも波及するよう、新たにランナーサービスにも取り組みました。
今大会から運営面や衛生面などの理由から豚汁サービスが中止となりましたが、エクアドル大使館のご協賛により、8,000本のバナナを提供していただきました。
豚汁サービスが無く残念がる参加者もいましたが、フルーツが充実し、効果的な栄養補給ができたなどの声もいただいております。
また、令和6年能登半島地震の被災地を支援するため、「がんばろう能登」「がんばろう石川」をキャッチフレーズに、本大会を復興支援チャリティーマラソンと位置づけ、支援金の募金活動や、石川県産の商品を副賞として購入しております。
さらには、本大会にご賛同いただいた企業2社から企業版ふるさと納税の寄付金をおよせいただきました。
最後になりますが、本大会の開催にあたり、多大なるご尽力とご理解をいただきましたご関係者の皆様には心よりお礼を申し上げます。

▽山中湖村環境デーについて
昨年開催いたしました山中湖環境宣言記念イベントにおいて、山中湖中学校の生徒に環境宣言をしていただき、今後100年先の山中湖とその環境を守るためにできることを学び、理解を深めることを村民の皆様にお伝えしました。そして、今年の3月定例議会において、「山中湖村の豊かな自然を守る、育む、支える基本条例」の承認をいただいたところでございます。
今年からは6月を「環境月間」と称して、村民が環境問題に対して、楽しく参加できるようなブースやフリーマーケットなどを行い、末永く続けていき村民の皆様にも環境に対して理解を深めてもらい、100年先の山中湖村を守っていきたいと考えております。

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