■スクワットをはじめてみませんか?自宅で出来る簡単な運動
◆squat exercise 太腿の表・裏・お尻といった下肢全体をまんべんなく鍛えるレジスタンス運動の種目のひとつ。
スクワットは太腿の表・裏・お尻といった下肢全体をまんべんなく鍛えるレジスタンス運動の種目のひとつです。しゃがみ込んで立ち上がる動作を繰り返し行う運動です。
太腿の裏の筋肉というと膝を曲げる筋肉と思われる人も多いと思いますが、太腿裏のハムストリングスという筋肉は股関節と膝関節をまたぐ二関節筋で、主な働きは膝屈曲よりも股関節の伸展(腿を後方に振る)になります。またスクワットでは胸を張った姿勢で上体をきちんと支えながら動作を行うため、腹筋群や背筋群をある程度ですが鍛える効果もあります。
スクワットにはフォームのバリエーションがいろいろあります。
例えば、お尻を後ろに突き出して上体を前傾し膝を引いて行うフォームを股関節スクワットと言います。股関節伸展筋であるハムストリングスや大臀筋に強い負荷がかかります。
その逆に上体を立てて膝を前に出して行うフォームを膝関節スクワットと言います。膝伸展筋である大腿四頭筋に強い負荷がかかります。通常はこのフォームは膝を痛めやすいという理由からあまり一般には勧められません。
片足ずつ前に踏み出して行うランジではお尻にある大臀筋のやや外側に強い負荷がかかります。走ったり歩いたりといった実際の動きは片足ずつ動作しますので、ランジは実動作に近い形でできるトレーニングといえます。
◆イスを使ったスクワットとひざ伸ばし運動も効果的
高齢者などでかなり筋力が衰えている人は、転倒や関節を痛める危険性があります。腰を落とすと転びそうになる人は、イスの背もたれなどにつかまるなど、転倒防止対策をして行いましょう。
また、ひざが90度になるまで腰を落とすと、1回もできないという人は、そこまで曲げなくてもかまいません。できる範囲で、かつ「ややきつい」と感じるくらい腰を落とすだけでも効果があります。この「ややきつい」は大事なことで、最低限の負荷はかけないと筋力はアップしません。
■9月の診療体制
※受付時間は、診療時間の30分前となります
※土曜日診療(田邉医師)
内科、外科、小児科、小児外科
・9月7日(土)午前中
・9月21日(土)午前中
※エコー検査
・9月12日(木)午前中
問合せ:【電話】28-7510
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