(1)アザレアタウンの現状
アザレアタウンは、山梨市駅と東山梨駅の中間に位置する地域です。山梨市の中心市街地に位置しており、市役所や商業施設・総合病院などが徒歩圏内にある利活用すべき大変重要な拠点です。そのため、地域からは宅地を始めとした有効な土地利用を望む声が昭和の時代からありましたが、整備はなかなか前に進まず、大きな課題として今日に至っています。
地域の中は4m未満の狭い道路が大半であり、一部を除いて下水道の整備がされていません。公園などの公共用地も少なく、一般的な市街地と比べ、公共用地の比率が非常に低くなっています。一方、山梨市都市計画マスタープランや立地適正化計画においては、山梨市駅前の中心拠点を補完する副次拠点として、計画的に整備する地域に位置づけられています。
(2)これまでの取り組み
平成30年度にアザレアタウン地区の開発の機運を高めるとともに、まちづくりに地域の声を反映させ、実現方策の検討をするために小原西・小原東・上神内川・上石森の有志を中心に「アザレアタウンまちづくりの会」が設立されました。
令和2年度に、このまちづくりの会から、「整備にかかる要望書」が提出され、市では整備構想を作成しました。この整備構想では、土地区画整理事業、街路整備事業、狭あい道路整備事業の3つの事業を軸として整備を進めていくこととしています。
その後土地区画整理事業の実現に向けて、令和4年10月に区画整理事業を行う区域の地権者を中心に「アザレアタウン重点地区準備委員会」が設立されました。準備委員会では、事業プランを作成し地権者説明会を行ってきました。今は事業化に向けて、事業プランを基に事業計画を策定しています。
(3)今後の進め方
今後、土地区画整理事業については令和6年度の組合設立を目指し、地権者の皆様と取り組んでいきます。併せて市では、令和7年度から都市計画道路北中学校東通り線の街路事業や区画整理区域内の都市公園の整備事業などについても取り組んでいきます。
市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
問合せ:都市計画課まちづくり推進室
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