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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

[連載]~あたりまえに支えあえるやさしいまちへ~
皆さんはどの程度「認知症」についてご存じですか。超高齢化社会となった今、身近となった認知症を連載でお伝えしています。認知症の人とあたりまえに支えあいながら暮らしていけるまちを目指し、学んでみませんか。
今回は、認知症の主な要因や予防を学びます。

■vol.5 認知症になりやすい主な要因と予防について
認知症は年齢が高くなるにしたがって増えていき、本市では65歳以上の人の10人に1人が認知症と診断されています。

◇主な要因
中年期(40歳~64歳位)になると、それまでの生活習慣から肥満や高血圧がみられる人が増えます。これらを放置すると、高齢期(65歳以上)になるにつれ、糖尿病や心臓病などの血管の病気に進行します。さらに仕事を引退すると運動量や社会的な交流の機会も減ります。また、加齢とともに耳の聞こえが悪くなると、人との会話がおっくうになり、心身両面の活動が少なくなります。
これらのことが認知症になる主な要因と考えられています。
さらに、アルコールの飲みすぎも影響があるといわれています。
また、事故や転倒などの影響で頭部に外傷を受けた経験がある場合も、後に症状が出ることがあります。

◇予防と対策
生活習慣病(高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病など)の予防に努め、元気な脳を長く保つことがポイントです。
高血圧や肥満、糖尿病などの予防、あるいは病気がわかった時点で医師の指示で、必要時に薬を飲む、運動をする、食事を見直してみるなど生活習慣の改善を行うことや、適切に治療することが重要です。
・聞こえが悪くなったと気づいた時点で耳鼻科に相談しましょう。自分に合った補聴器を使い、人との交流を持ち続けましょう。(早くから補聴器になれることも大切です。)
・人との会話を楽しみ、適度な運動をしましょう。
・おいしく食べるための歯の治療や健診も欠かせません。
・休息も大切です。規則正しい食事と活動、良質な睡眠で『元気脳』を保ちましょう!

◇定期健診や歯科・口腔健診を受けましょう
口腔健診は75歳以上の後期高齢者口腔健診票券で無料で受診することができます。市の健診日の日程や内容は健康増進課(健康企画担当【電話】内線1163~1171)にお問い合わせください。

◇地域元気あっぷ教室 5月
身体を動かしたストレッチや筋トレ、脳トレの教室を各地区で開催しています。65歳以上の人ならどなたでも無料で参加できます。現在は新型コロナウイルス感染防止対策として、参加を申し込んだ人の住所をもとに個々に日程と会場を指定して開催していますので、希望者は介護保険課までご連絡ください。

◇医療と介護のなんでも相談
日時:毎週火曜日9:00~12:00
会場:市役所東館1階
相談スタッフ:市立牧丘病院医師

◇もの忘れ相談
日時:
5月11日(木)13:30~15:00(中澤良英医師)
6月7日(水)14:00~16:00(雨宮修二医師)
会場:市役所東館1階相談室(要予約)
予約:地域包括支援センター【電話】23-0294

※新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため上記の教室・相談などが中止になる場合があります。

問合せ:
・地域包括支援センター【電話】23-0294
・介護保険課介護予防推進担当【電話】内線1231~1233

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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