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自治体の皆さまへ

【特集】環境月間(1)

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

■6月は環境月間です。
ごみ減量化に取り組む意味、具体的な実践方法を紹介します。普段何気なく出しているごみについて、見つめ直してみませんか?

◇ごみ減量化に取り組む意味は?
(1)地球環境を守るため家庭から出たごみは、地区のごみ停留所からごみ収集車でごみ処理施設に運ばれ、燃えるごみは燃やされたり溶かされたりします。ごみが減ることで、運搬・処理に伴って発生するCO2の排出量を抑制することができます。

「ごみを減らすことは地球を守ること…」

(2)今ある最終処分場の埋立地を長期間使うため
再利用できるものはリサイクルされますが、焼却灰・不燃物残ざんさなどは最終処分場に埋め立てられます。新たな最終処分場(埋立地)の建設は、環境に負荷がかかります。また、新たな施設を作る場合には、周辺の生活環境にも影響を与えることから、地域の人の理解が必要です。今ある埋立地をより長く使うために、ごみを減らす必要があります。

(3)ごみ処理のコストの削減
山梨市のごみ処理には、年間約2・8億円(令和4年度実績)もの費用がかかっており、これらはみなさんの税金などによって支払われています。ごみを減らすことは、ごみ処理コストの削減につながります。

「ごみ収集・処理にはお金がかかっています!」

◎ごみ減量化のメリット
(1)ごみを出しに行く頻度が減る
市では燃えるごみを週3回収集していますが、週3回出すのが当たり前でしょうか?ごみ出しの回数を週1回減らすことができれば、朝の時間が楽になります。

「ごみ出し週3回が当たり前…?」

(2)有料指定ごみ袋の費用を抑えられる
ごみの量が減れば、それに使用するごみ袋の量も減ります。
有料指定ごみ袋の購入が減れば、ちょっとした家計の節約につながります。積み重なれば効果は大きいかも!
家計を見直す一つの要素として、考えてみてはいかがでしょうか。
いろいろなごみの減量方法を紹介するので、できることから実践してみましょう!

【実践1】生ごみを減らそう
■家庭ごみの32%は生ごみ!生ごみを減らすと、ごみ減量に直結!
生ごみは約80~90%が水分だと言われており、水分が多いとごみは重くなり、燃えにくくなります。
そこで、生ごみ処理容器(コンポスト)や生ごみ処理機を使って、生ごみを減らしてみませんか?生ごみを減らすことで、ごみが減量化でき、臭いや虫も防ぐことができます!
コンポストというと、畑などに置かれる緑色のもの(土中式)を想像する人が多いのではないでしょうか。最近では、いろいろなタイプのコンポストが売られています。

「実は…いろんなコンポストがあります!」

(1)回転式コンポスト
生ごみを入れ、2~3日おきに容器ごと回転させることで、酸素を効率よく供給し、たい肥化します。できあがったたい肥で、家庭菜園やガーデニングを楽しむのもいいかもしれません!

・実践中!環境課中村さん「生ごみが出ないので、ごみがとても軽くなりました!」

(2)バッグ式コンポスト
ベランダにも置けるサイズで、賃貸住宅でも使えるコンポスト。中に土が入っており、生ごみを入れたら、その都度かきまぜるだけ。2~3か月生ごみを入れることができ、その後はたい肥になります。

・実践中!秘書課大竹さん「夏場でも臭いや虫が気にならず、快適です!」

(3)電動式生ごみ処理機
コンパクトで置き場所に困りません。電気を使って生ごみを乾燥させることで軽量化し、燃えるごみとして捨てます。虫と臭いの発生も防ぎます。

◇POINT!!
市では、生ごみ処理容器・処理機の導入を促進するため、補助金制度や貸出制度を設けています。ぜひご利用ください!
詳しくは広報20ページをご覧ください。

【実践2】リサイクルしよう
■普段捨てているゴミの中にも資源物があるかも…?リサイクルとは、使い終わったものをもう一度資源に戻し、形を変えて再利用することです。
各地区に設置しているリサイクルステーションでは、24時間いつでも資源物を回収しています(年末年始を除く)。

回収した資源物は、リサイクル業者に引き取られ、以下のようにリサイクルされています。

資源物はリサイクルステーションへ!

◇回収された資源物はリサイクルされて生まれ変わります
カン類→カン、鉄製品など
ビン類→ビン、タイルなど
紙類(新聞・雑誌・段ボールなど)→トイレットペーパー、ティッシュペーパー、段ボールなど
ペットボトル→ペットボトル、たまごのパック、文房具など
プラスチック類→衣料品、トレー、洗剤やシャンプーのボトル、フェンスなど
衣類→海外でリユース、工業用雑巾など

■資源ごみの出し方について
リサイクルするためには、適切に分別する必要があります。その分の手間がかかってしまいますが、限りある資源の有効活用のため、ご協力をお願いします。

◇カン・ビン・ペットボトル水で洗ってください。

◇ペットボトルキャップとラベルをはがしてください(キャップとラベルはその他プラスチック類へ)。

◇その他プラスチック固形物が残らないよう、さっと水洗いするかふき取ってください。洗剤を使用してきれいにする必要はありません。※汚れが落ちない場合はリサイクルできないため、ごみとして出してください。

「ちゃんと分別できているかな…?」

とくに、ミックス紙・その他プラスチックが燃えるごみに混ざっているようすをよく見かけます。きちんと分別するこでごみの量を減らせて、資源を再利用することができ、一石二鳥です!
この機会に、家庭ごみの分別の仕方について、見直してみませんか?

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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