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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

【連載】あたりまえに支えあえるやさしいまちへ
皆さんはどの程度「認知症」についてご存じですか。超高齢化社会となり、身近となった認知症について連載でお伝えしています。認知症の人と当たり前に支えあいながら暮らしていけるまちを目指し、学んでみませんか。
今回は、役割を持った生活を送るためのサポートについて学びます。

■vol.8 その人らしさを支える支援 part3「役割を奪わない」
認知症になると、自分の気持ちを表現することが難しくなります。このため、周りの人に気持ちが伝えられる、家族や地域の役に立ちたいとか、楽しみにしている趣味などを続けたいとかの気持ちを、周囲が理解できないことがあります。本人の気持ちが分からないまま、先回りしてその人を支援してしまうと、本人が担いたかった役割や生きがいを奪ってしまうかもしれません。
人は、ひとり一人今までに培ってきた能力や、担ってきた役割があります。「何もできなくなった」と悲しい気持ちにさせないよう、周りがサポートするという気持ちが大切です。

◇認知症の人が「役割を持った生活」を送るために周囲がするべきサポート
1.本人がやりたいこと、得意なことは?
たとえ話がかみ合わなくても、時間をかけて話を聞いてみてください。
小さなことでも大丈夫です。趣味ややりたいことについて何でも話してみましょう。

2.本人がやりたいことのできない部分を周りがサポート
全てを一人でやり通せないときは、できない部分
を周りがサポートすることで、うまくいくことも
あります。

3.失敗しても、責めずに見守る
失敗は本人も気づいているので、そのことを責めずに、再度できるように見守ることが大切です。

周りからのサポートと、本人の今ある力で自立できることがその人らしさにつながります。

■介護家族のためのほっとスペース
市内で介護をしている人の学びの場・交流の場です。
日時:8月18日(金)14:00~15:30(要予約)
集合:三富支所(集合後、Cafe三つ葉に移動します。)
内容:フリートーク/認知症高齢者疑似体験
予約:地域包括支援センター
【電話】23-0294

■地域元気あっぷ教室 8月
身体を動かしたストレッチや筋トレ、脳トレの教室を各地区で開催しています。
参加希望者は介護保険課までご連絡ください。

■もの忘れ相談
日時:
・8月7日(月)13:00、13:45(飯島昭彦医師)
・9月7日(木)13:30、14:15(中澤良英医師)
会場:市役所東館1階相談室(要予約)
予約:地域包括支援センター
【電話】23-0294

■認知症あんしんガイドブック(令和5年3月第一版)を作成しました。
認知症について心配な人やそのご家族に向け、さまざまな不安や疑問に寄り添い、地域で安心して暮らすための情報を盛り込んだ冊子です。介護保険課窓口やホームページ上で配布しています。

問合せ:
・地域包括支援センター【電話】23-0294
・介護保険課介護予防推進担当【電話】内線1231~1233

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