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生活習慣病対策シリーズ(10回目) 歯周病と心疾患

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山梨県山梨市 クリエイティブ・コモンズ

日本人の死因の第2位は心臓病となっています。高血圧や糖尿病、喫煙、ストレスなどが危険因子となっていますが、最近では歯周病原因菌などの細菌感染が注目されてきました。
60歳未満で歯周病による骨の喪失が多い人は、そうでない人と比較して2.48倍も心臓の病気を発症しやすいという報告もあります。

歯周病の原因となる歯周病菌が歯肉から侵入すると、血管の中に入りこみ、血管に歯周病菌が取りつきます。すると、歯周病菌がプラーク(粥状の脂肪性沈着物)を作り、プラークが増えることで血管が狭くなるため、動脈硬化を起こします。動脈硬化は、心臓の筋肉(心筋)に血液を送る血管を細くし、血管の細い部分を塞いでしまうことがあるため、注意が必要です。

毎日歯磨きをしていても、磨き残しがある場合もあります。年に1~2回は歯科を受診し、歯周病の検査をしてもらいましょう。

■NEXT
来月号では、歯周病とメタボリックシンドロームについてお伝えします!

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