■連載コラム
認知症~あたりまえに支えあえるやさしいまち~
Vol.17 その人らしさを支える支援 part14
◆正しく薬を飲むための工夫
今回は正しく薬を飲み続けるためのポイントや工夫を紹介します。年齢を重ねるにつれて薬の管理が難しくなる人もいます。健康でいるためには、薬の飲み間違いや飲み忘れを防ぎ、自己判断で薬をやめてしまうことのないようにしましょう。
◇POINT!医療機関を受診するとき
・必ずお薬手帳を持っていきましょう
→同じような薬を処方してもらわないように注意してもらえます。
・飲み忘れが多い人や飲みにくい形状の薬がある場合は、主治医に相談してみましょう
→飲みやすい工夫を教えてもらえることもあります。
薬を飲み忘れた時、飲みすぎた時、体調が良くない時の薬の飲み方なども主治医に相談しておきましょう。
◇POINT!薬の管理の工夫
・薬が複数ある場合は、飲む日・時間で小分けにする。
・薬の袋に、薬を飲む日・時間などを記入する。
・カレンダーに貼り、そこから取り外して飲むようにする。
・薬ケースや薬カレンダーを活用する。(薬局で販売)
・薬を飲む時間を、携帯電話やスマートフォンのアラームで知らせる。
・薬剤師が自宅に訪問して薬剤管理をすることもできます。
(主治医の指示のもと医療保険・介護保険で利用可能)
◇POINT!薬局(薬剤師への相談)
・お薬手帳を忘れずに提出しましょう
→病院ごと、薬局ごと複数もつことなく、1冊にまとめる。
飲み忘れた薬が余っている場合は、整理してもらいましょう。
複数の病院にかかっている場合は、薬が多くなることもあるので、薬局で相談しましょう。
薬やサプリメントは、かかりつけ薬局の薬剤師に相談する習慣をつけましょう。
※本人がどのような薬を飲んでいるか、どのような薬の悩みがあるか、家族が知らないこともあります。家族も病院や薬局へ付き添い、一緒に相談や説明を聞いておくことが大切です。
▽服薬支援ロボの紹介
服薬の管理支援として、飲み忘れや飲みすぎ、誤薬のミスを防ぐ「服薬支援ロボ」があります。
10月に行われた認知症ほっとスペースで、小出薬剤師が服薬支援ロボについて説明してくれました。
◆もの忘れ相談
日時:1月16日(木)13:30~、14:15~(中澤良英医師)
会場:市役所東館1階相談室(要予約)
予約:地域包括支援センター【電話】23-0294
認知症の専門医や地域の医師から、認知症の説明や予防、早期発見、適切な対応の仕方、医療的なアドバイスなどの助言や相談を受けられます!また希望があれば、認知症の簡易チェックを受けることができます。
◆認知症ほっとスペース(オレンジカフェ)
日時:1月24日(金)14:00~15:30
会場:街の駅やまなし(要予約)
内容:ミニ講義「認知症の治療(非薬物療法)」
予約:地域包括支援センター【電話】23-0294
認知症ほっとスペース(オレンジカフェ)では、毎月テーマを決めて、生活に役立つ情報をお伝えしています。ぜひ、ご参加ください。
問合せ:高齢者・介護支援課 地域包括支援センター
【電話】23-0294
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