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こんにちは管理栄養士です

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北海道標茶町

「腸活! ~腸を健康にして免疫力アップ~」
「腸活」という言葉を聞いたことはありますか。便秘がよくなるというイメージを持たれる方がいるかと思いますが、実はそれだけではありません。今回は、腸活とはどのような効果があるのか、腸活のポイントなどをご紹介します。

■腸のはたらき
腸の役割は、食べたものを「消化」し、それを「吸収」する働きがあります。また、腸には食べたものだけではなく、ウイルスや病原菌、アレルゲンなどの有害な異物もやってきます。体にとって「必要なもの」と「不要なもの」を仕分けて、不要なものは排出する、そういった働きも腸は行っています。それ以外にも「免疫機能」の働きがあります。腸には、免疫にかかわる細胞の約6割が存在しており、腸は「体内で大事な免疫器官」と言われています。この腸を健康に保つことが免疫力アップの秘訣です。

■腸が健康な状態とは
腸内には、約1000種類、100兆個にも及ぶ腸内細菌が存在します。腸内細菌には大きくわけて、体にプラスの働きをする「善玉菌」、増えすぎれば体に悪さをする「悪玉菌」中間的な働きをする「日和見菌」の3種類があります。この3つの腸内細菌がバランスをとりながら日々腸内環境を整えており、このバランスを良い状態で保つことが腸の健康へとつながります。

■腸を健康にするための3つのポイント
(1)食事編
・食物繊維をとりましょう
食物繊維は腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やす作用や腸の動きをよくする働きがあります。野菜や果物、きのこ、海藻などに多く含まれており、これらの食材は一度にたくさん食べることが難しいため、毎食こまめに食べることがたくさんとるためのコツです。
・発酵食品をとりましょう
発酵食品には、生きた善玉菌が多く含まれています。ヨーグルト、納豆、味噌、チーズなどは手に入りやすく、気軽に始められる食品のためおすすめです。
・偏った食事に注意しましょう。
高脂肪・高たんぱく質の食事や砂糖の摂りすぎは、悪玉菌を増やす原因となります。バランスの良い食事を意識しましょう。

(2)運動編
適度な運動も腸には大切です。運動は、善玉菌を増やし、腸の働きも活発にします。ウォーキングやジョギング、階段の上り下りなどでも効果があります。

(3)睡眠編
睡眠不足は、腸の働きを低下させ、悪玉菌の増加を招き、腸内細菌のバランスが乱れます。毎日十分な睡眠をとり、規則正しい生活をしましょう。
これらのポイントは、継続することで効果がありますので、毎日コツコツと取り組んでみてください。
また腸活は、免疫力アップにつながるだけではなく、「快便」「肌の調子がよくなる」「大腸がんのリスクを下げる」などの効果もあり、腸が元気だと体全体も元気になります。健康に暮らしていくために、バランスの良い食事を心掛け、生活習慣を整え、腸を健康に保ちましょう。

問い合わせ:ふれあい交流センター健康推進係
【電話】485-1000

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