こんにちは保健師です

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■がん検診を受けよう!
1981年以降、日本の死因第1位であるがん。近年は医学の進歩により「不治」ではなく「長く付き合う」病気になりつつあります。
厚生労働省は、10月をがん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間と定め、がん検診への関心を深めてもらう取り組みをしています。

◆―山梨県は精密検査受診率が低い―
山梨県は子宮頸がん以外の胃・大腸・肺・乳がん検診で受診率50%を達成していますが、受診率が高い一方で、精密検査が必要とされた方の医療機関受診率(精密検査受診率)が全国に比べて低いという課題があります。
市川三郷町で実施するがん検診においても、国の掲げる「精密検査受診率90%」の目標値には達していません。

◆―対象になった場合は、精密検査を必ずを受けましょう―
精密検査は、検診で病変が疑われた箇所を詳しく検査します。がん検診の目的は早い段階でがんを発見して早期に治療することです。疑いのある部分が、がんであるかどうかを診断する精密検査はとても重要です。少しでも疑いのある場合は精密検査の対象になりますので、検査の結果、異常がなかったという場合もあります。
がんは、早期発見・早期治療ができれば生存率は9割以上とも言われています。精密検査の対象になった場合は、恐れず怖がらず検査を受けましょう。

◆―がん検診を習慣にしましょう―
がんは、誰でも遭遇する可能性のある病気です。近年、小学校・中学校・高校で「がん教育」が必修となり、がんに関する知識や予防方法、定期的な検診の大切さといった内容を若いうちから学ぶ時代になりました。がんに関する学習を通して、健康と命の大切さを学ぶ教育が広がっています。大切な命を守るために、自分の健康に関心を持ち、定期的な「がん検診」を習慣にしていきましょう。
がん検診についてご不明な点がある方は、町保健師までご相談下さい。
(保健師・加藤知穂)