輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年の干支は「甲辰(きのえたつ)」、星は「三碧木星(さんぺきもくせい)」です。碧い色の龍に守られた活気あふれる素晴らしい年となることでしょう。
昨年、ACLノックアウトステージへの進出を決めたヴァンフォーレ甲府は青色の怒涛です。今年も熱い戦いが繰り広げられることを期待しています。もう一つの青色の怒涛は、山梨県立青洲高校です。昨年11月、第31回全国高校生徒商業研究発表大会に商業研究部が初出場し、全国制覇を成し遂げました。また、全国レベルの男子バスケットボール部、写真部、音楽部、県上位進出の野球部、女子バレーボール部など、青色の怒涛は私たちに勇気と感動をいただけるものと思います。
さて、本年は、新紙幣の発行が予定されています。一万円札には500を超える企業、600を超える教育・社会公共事業などの創設に貢献した渋沢栄一氏が選ばれています。
渋沢栄一氏の玄孫、渋沢健氏は、「渋沢栄一の遺産は“論語と算盤”という言葉だ」と言います。「正しい道理の富でなければその富は完全に永続することができない。従って、論語と算盤という懸け離れたものを一致させる事が今日のきわめて大切な務めである。」これは、「持続可能性」と「包摂(ほうせつ)性」という言葉につながる考えです。
持続可能な市川三郷町の推進には富は不可欠です。永続的な富を得るためには正しい道理に基づく必要があると思います。そのためには異なる意見や立場などを受け入れ調和を図る包摂性が重要で、互いが連携して相互作用するその先に「総合的に満たされた状態」であるウェルビーイングを重視したGDW向上(町内総充実)へと続きます。
今、私たちは時代の大きな転換点で未来へ続く持続可能なまちづくりを推進しています。町民の皆さまにおかれましては、引き続きご理解賜りますようお願い申し上げますと共に、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。
令和6年1月1日
市川三郷町長
遠藤 浩
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