明けましておめでとうございます。
年頭にあたり町議会を代表して新春のご挨拶を申し上げます。町民の皆さまにおかれましては、新たな年がより良い年となることを願いながら新年をお迎えのことと思います。
昨年は災害級ともいわれる程の厳しい暑さの夏となりました。我が町の財政問題も非常に厳しい季節を迎えています。「財政非常事態宣言」に関しては様々な意見がありますが、現時点での町が乗り越えるべき最重要課題であることは間違いありません。議会でも取り組みに関する「行財政改革特別委員会」を設置し、協議しております。町民の皆さまのご理解を得ながら、この厳しい季節を乗り越えて行かなければなりません。
一昨年、日本総合研究所が主催し、東京の大学生約15名が3班に分かれ市川三郷町の活性化策を提案する活動がありました。報告会での、「市川三郷町には誇れる財産や魅力がたくさんある。その『目に見えない資源』を誇りに思うきっかけづくりが大切」との提案が強く印象に残っています。
現在、歌舞伎の第13代目市川團十郎白猿の襲名披露全国公演が行われています。
甲府での公演時には、ご本人から「初代團十郎のルーツが市川三郷町にある」旨の挨拶があり、当日のブログでは町が贈呈した花の写真と共にお礼のコメントが添えられていました。市川三郷町は初代團十郎の曽祖父の出身地であり、13代目は小学生の時に三珠地区の歌舞伎文化公園で開催された顕彰碑除幕式に先代と共に出席しています。これを機にその縁がさらに深くなることを期待するものです。
「町には多くの誇るべき財産・魅力がある」ことについて、我々自身の気づきや発信が重要だと思います。
町民の皆さまのより一層のご支援とご協力をお願い申し上げるとともに、本年が幸多き年となる様祈念いたします。
令和6年1月1日
市川三郷町議会議長
丹澤 孝
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