■ジェンダーフリー制服
市川中学校と六郷中学校の新しい制服は、スラックスとスカートを選べて、上着は右前・左前のボタン共用です。機能性と多様性(選択肢)を兼ね備えたユニバーサル制服への移行とのことです。
■女性社長率と女性校長率
先日の新聞に、女性社長の割合が山梨県は沖縄県に次いで高く、全国2位との記事がありました。一方で、例えば公立小学校における女性校長の割合は全国最下位です。興味深いギャップ(差異)です。
■女性差別撤廃条約と選択議定書
1979年に国連で採択された本条約を、日本政府は男女雇用機会均等法などの法律を整備して85年に締結しました。ただし、99年に国連採択された人権侵害の救済に係る「選択議定書」は未だ批准されていません。これは国民の人権の保障にも関し、政府から独立した国立人権機関が諸外国に遅れ、国内に未だ設置されていないことにも通じています。
■性の多様性と性差の尊重
性自認や性指向に悩む方々が偏見や差別の目にさらされることは徐々に無くなってきていると思います。そうだとしても、男女の性差が区別された従来の公共空間・環境は今後も護られなければと私は思います。
■男女共同参画と共生社会づくり
そもそも男女の違いで職場待遇や社会的立場の差別はあるべきでなく、ジェンダーギャップ解消が男女共同参画の目標です。一方、性別や人種、信仰や価値観の異なる多様性を認め合う共生社会づくりはまた異なる視点により取り組まれています。皆さんの身近なところから、ぜひ意識をしてみてください。
男女共同参画推進委員会
笠井 辰生
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