■優しい社会へ一歩ずつ
皆さんは「ウェルビーイング」という言葉をご存知ですか?
心身だけではなく社会的な面も含め満たされた状態が持続することを意味し、人生100年時代を生きる私達にとって重要なキーワードとされている言葉です。
1946年のWHO設立時に登場した言葉ですが、そこから遡ること20年。1925年カナダの団体が「健康状態」である事を「単なる病からの自由だけではないウェルビーイングな状態」と定義した事が報告されており、この報告が起源となり考え方をWHOが継承したといわれています。
100年も前にはもう議論が進んでいたんですね。また、今年4月に開催予定の大阪・関西万博でもウェルビーイングの考え方と重なるテーマになっています。
そして、令和6年度男女共同参画白書にも、「令和モデル」の実現に向けて基盤となるのが「健康」とされ、ウェルビーイングを高める事が重要とされています。
今年は起源となったカナダの団体の報告から100年。そして大阪・関西万博開催の年。そんな記念すべき2025年、自分にとってのウェルビーイング、幸せとは何かについて考えてみませんか?
男女ともに全ての人が希望に応じて活躍できる優しい社会に皆で一歩ずつ近づいていきたいですね。
男女共同参画推進委員会
吉原 ゆかり
※「吉原」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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