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市場ってこんなトコ 甲府市地方卸売市場 祝開設50周年

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山梨県甲府市

新鮮・安全・安心・おいしい市場の魅力に迫ります!

■新鮮な食料品を私たちの食卓へ
甲府市地方卸売市場は、昭和48年4月25日に開設の認可を受け、今年で50周年の節目を迎えました。総面積、約10万6千平方メートル(約3万2千坪)の敷地に、それぞれ約9千平方メートルの青果棟と水産棟が配置され、周囲には、配送センター、冷蔵庫、各種倉庫、加工設備などの建物も建ち並んでいます。
昭和48年に市場ができるまでは、野菜や鮮魚などの生鮮食料品の卸売りは、民営の青果市場と水産物卸売業者によって市内各所で行われていました。開設後は、卸売業者が全国各地の生産者などから生鮮食料品を集荷し、仲卸業者などを通じ小売店へ、最終的に消費者へ届けています。
私たちの毎日の食卓にのぼる生鮮食料品を、新鮮・安全・安心、かつ適正な値段で、豊富に供給しており、私たちの消費生活にとって欠かせない存在となっています。

■地方卸売市場の主な役割
・消費者への食料品の安定供給
・生産者にとって安心できる継続的な販売ルート
・食品流通の太いパイプ役
・公正で効率的な取引

◇市場の冷凍庫には大量のマグロが!
全長113mの冷蔵庫には、部屋の数が10室。室温-25℃の部屋は、魚や加工品が保管され、冷凍のまま小売店へ流通されます。-60℃の部屋は、タオルを振り回したら凍るほど!30~40kgのマグロは、芯まで凍らせて保管しています。

◇海なし県の山梨、マグロの消費額が全国2位!
江戸時代、物流は人力、馬に頼っていました。また、海から内陸部へ海産物を腐らせずに運べる限界点を「魚尻線」といいました。甲府周辺はこの魚尻線に位置し、そのため、内陸部であっても当時から生魚を食べる文化があり、今でも海産物の消費量が多い理由となっています。
※出典:「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2020年(令和2年)~2022年(令和4年)平均)」(総務省統計局)

■市場のしくみ
新鮮な野菜・果物・お魚が私たちの食卓に届くまで

・全国から送られてきた、たくさんの食品が種類ごとに仕分けして並べられています。
・卸売業者がせり人となり、仲卸業者や売買参加者が食品の値段を競い、一番高い値段をつけた業者に販売します。
・仲卸業者は、買出人(小売業者や飲食店など)に販売します。

◇ことばの解説
卸売業者…全国から大量の食品を集め、買い手に対して、せりなどを行い、取引数量・価格などを決める
仲卸業者…卸売業者から受けた商品を販売先のニーズに合わせて小分け・パッキングなどを行い販売する
せり売り…複数の買い手が競争して価格を決める取引
相対売り…売り手と買い手が1対1で交渉し、数や価格を決める取引

■開設50周年記念事業 市場まつり
※雨天決行
開設50周年を記念して、普段は入ることのできない市場を開放し、日頃の感謝の気持ちをこめて、「市場まつり」を開催します。多くの皆さんのご来場をお待ちしています。
内容:生鮮食品の販売、ホタテのバター焼き・カニ汁の無料配布、野菜釣り、バナナのたたき売り、大抽選会など
日時:11月25日(土)午前11時~午後2時
会場:市地方卸売市場

◇3・6・9月は「さかなっぱ市」
市場を開放して、仲卸店舗で野菜や果物、魚介類などを販売します。食材のプロとの“対面販売”で、旬の新鮮な“さかな”と“なっぱ(野菜類)”の買い物をお楽しみください。
※変更になる場合があります

問合せ:甲府市地方卸売市場開設50周年記念事業実行委員会
【電話】055-228-5787

■ACCESS
甲府市地方卸売市場(国母6-5-1)
市場管理事務所【電話】055-228-1745
(一社)甲府市地方卸売市場協会【電話】055-228-5787

◇市場を見学できます!
普段、関係者以外入ることができない市場内を見学できます。詳しくは、市場協会ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。

※「MAP」は本誌をご覧ください
※イベントなど混雑時の迂回路案内図は市場協会ホームページに掲載しています

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