■女性ロールモデルとの交流会~働き方とやりがいをさがして~
デザイン編集などを行う会社「anlib(アンリヴ)」代表の堀内麻実(ほりうちまみ)さんをロールモデルに迎えた「女性ロールモデルとの交流会“わたしのロールモデル”をみつけよう!~福祉×デザイン×編集長編~」に参加し、堀内さんにお話を伺いました。
◇「女性ロールモデルとの交流会」
「女性ロールモデルとの交流会」は、起業など何かに挑戦したいと考えている女性に向けて市が開催する、ロールモデル(お手本となる人)となり得る先輩起業家等によるワークショップや体験会などを行う交流会です。今回は堀内さんの講演と意見交換会が行われました。
◎市では「女性ロールモデルとの交流会」を定期的に開催しています。興味のある方はぜひご参加ください!
詳しくは「なでしこplus」のサイトをチェック(二次元コードは本紙またはPDF版を参照してください。)
◇「私はどうしたいんだろう?」
出版社で働いていた堀内さんは「子どもがいる女性にとって、会社の時間に合わせて働くのは大変」と、自分の働き方を見つめ直すように。子どもたちの“はじめて”に立ち会えなかったという心残りもあり、「今の働き方でいいのかな?同じ思いを抱いている人たちと働きたい」と、チラシや冊子のデザイン編集などを行う会社「anlib(アンリヴ)」を設立。世代の異なる女性3人でお互いにフォローし合いながら、“子ども(家族)のことで堂々と休める働き方”を実践されています。
◇「福祉」の世界から発信
堀内さんが「anlib(アンリヴ)」で発信しようと選んだテーマは“福祉”。「第三者だからこそ、話せることや気づくことがある」と、福祉の視点から地域を伝えるフリーマガジン『anko(あんこ)』を創刊。その後は介護や障がい者アートの分野にも関わるようになり、高校生を含む若い世代に向けて介護の仕事を紹介する雑誌『kaigoto(かいごと)』を年1回発行するようになったそうです。また、障がい者のアート作品をレンタルできるプロジェクトや、障がいの有無に関係なく参加体験できる音楽アートイベントを開催するなど、活動の範囲はボーダレスに広がっています。
◇今月の担当レポーター 杉浦 玲子
講演後の交流会では、参加者からの質問や意見、悩みなどが寄せられました。堀内さんいわく、起業のポイントは「ターゲットを絞ること」。たった一人でもその人の心に刺さるように、“どんなことをしたいのか”を明確にするのが成功のカギだそうです。一つ一つ丁寧に笑顔で回答していた堀内さんに、働き方のヒントとパワーをいただいた交流会でした。
◎市民レポーターブログもご覧ください
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