■学生×地元企業×樋口雄一市長
『甲府で働くこと』を語り合いました
◆Miraiプロジェクトとは?
学生と地元企業が協働し、課題解決を行うプロジェクト。市内大学を中心に平成28年から実施し、令和5年度は35のプロジェクトが行われ、当日はこのうち3つについて発表していただきました。
A…本プロジェクトで学んだこと
B…甲府で働くことについて
C…企業が本プロジェクトを通じて学生から得たもの
▽地域の『働きづらさ』を解決する~障がい者雇用マップ作成へ~
KEIPE(株) 木原光正さん
KEIPE(株) 後藤大地さん
山梨県立大学 古屋莉菜さん
・A(学生)
障がいに対しての意識が変わった。新しいことに挑戦するのは、新たな発見があり大切であると実感した。社会人としての基礎(敬語・Excel・メール・電話応対・スケジュール管理など)を学ぶことができた。
・B(学生)
先入観を持たずにまだまだ知らないこともあるので、チャレンジしたい。
・C(企業)
学生が2か月で10社へのアポ取りをした。突破力や取り組む姿勢を学ばせてもらった。
[活動の概要]
障がい者の『働きづらさ』を解決するために障がい者が働く企業とその様子を掲載した「求人マップ」を作成し、働くことへの不安解消に
つなげた。
▽大学生がSaaSに挑戦してみた!!
中央海産(株) 風間正利さん
中央海産(株) 近藤駿一さん
山梨学院大学 塚本悠太さん
山梨県立大学 杉原貫太さん
山梨大学 荻野真衣さん
・A(学生)
学部は文系だが、ハードウェアの開発に挑戦し、今では抵抗がなくなった。やってみないと分からないことを体験した。
・B(学生)
最初は何もない印象だったが、魅力を知らないだけ。自然に囲まれて過ごしやすい。社会貢献をしたいので、それを実現できる企業があれば。
・C(企業)
学生の意欲に圧倒され、自分もまだまだ頑張ろうと思った。
[活動の概要]
SaaSサービス運営会社である中央海産(株)の問題を解決する3つのプロジェクト。社内用ChatGPTの開発、タイヤの硬さを測る測定器の開発、ブログ記事や企画書の作成を実践した。
※Software as a Service インターネット上で提供されるサービスのこと
▽「繁盛お手伝い」地域活性プロジェクト
(株)マツムラ酒販 志村みどりさん
山梨県立大学 相澤 涼さん
・A(学生)
本プロジェクトに参加し、生活が一変。とにかくやってみようと商品や売り方を提案し、飲食店などでの飲み会の場を盛り上げることができた。
・B(学生)
都会の大企業で働くより自分事として仕事ができるのではないか。地元企業を知る機会が少ないので、それが伝われば人材不足解消にもつながると思う。
・C(企業)
飲食店の経営者が若返っており、学生の発想を生かして一緒にまちを盛り上げることができた。このプロジェクトで活力のある学生と関われてよかった。
[活動の概要]
飲食業界を盛り上げるため、「やまなしハイボール」の売り込みや取り扱い飲食店向けにコースターを作成し、飲食店や飲み会の場を盛り上げる活動につなげた。
・甲府市長 樋口雄一
学生の皆さんにとって、さまざまな体験をすることは大きな財産だと思う。地元企業を知る機会の提供や就職支援、起業支援など、市もバックアップしていきたい。
・コーディネーター 杉山 歩さん
山梨大学 地域人材養成センター 特任教授
山梨県立大学 国際政策学部 教授
甲府には活力ある学生がたくさんいる。甲府で人脈をつくり、経験を生かして活躍してほしい。地元で就職しようと思える人材を増やしていきたいと思う。
問合せ:雇用創生課
【電話】055-237-5736
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