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[特集]二十歳のつどい スペシャルトーク

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山梨県甲府市

■二十歳(はたち)の決意
内藤大和(ないとうやまと)選手×竹澤薫子(たけざわかおるこ)選手×樋口雄一(ひぐちゆういち)市長
甲府にゆかりがあり活躍する二十歳を迎えたお二人、ヴァンフォーレ甲府所属のサッカー選手・内藤大和選手と山梨ジュニアアカデミー所属の体操選手・竹澤薫子選手と樋口市長が語り合いました。

◆感謝を忘れず、次のステップへ!
◇現在のご活躍と競技に向き合って
樋口:二十歳という節目を迎えられ、おめでとうございます

内藤・竹澤:ありがとうございます!

樋口:内藤選手はヴァンフォーレ甲府所属のプロサッカー選手として、竹澤選手は山梨ジュニアアカデミー所属の体操選手、また指導者としてそれぞれ活躍され、私も一人の甲府市民として誇りに思っています。競技に携わる中で、努力していることや苦労していること、また、楽しく感じていることはありますか。

内藤:プロになってから周囲のレベルが高くなり、なかなか試合に出られず苦しかったです。しかし、昨年は試合に出場する機会も増え、その中で得られる楽しさがありました。今年はもっと多くの試合に出場し、結果にもこだわりつつ、サッカーを楽しみたいと思っています。

樋口:昨年はリーグ戦で初ゴールを決められるなど、得点に絡めそうなシーンも増えたように感じました。

内藤:少しずつですが、毎日の努力が実を結んでいると思います。

樋口:竹澤選手も昨年はアゼルバイジャンでのワールドカップ種目別で2位、全日本種目別選手権では見事優勝と、どちらも得意の平均台で結果を残され大活躍の一年でしたが、いかがでしょうか。

竹澤:学生の頃より大会が減り、一つ一つの大会の重要度が増えました。そこに向けて、メンタルや完成度などの状態を合わせることが難しいです。指導に関わるようになってからは、自分の演技も工夫できるようになり、発見が多く、成長できていると感じています。

樋口:お二人とも、苦しいことや楽しいこと、ぜひ成長の糧にしてください。

◇新たな挑戦、そして感謝
樋口:二十歳になられて、これから挑戦してみたいことはありますか。

竹澤:競技とは少し離れるのですが、運転が好きなので、新しい車を購入してドライブがしたいです!大好きな甲府の夜景や景色を見に行きたいですね。

内藤:僕も競技ではないのですが、一人暮らしに挑戦します。ふわふわのオムライスが作れるように頑張りたいと思っています!

樋口:初めての一人暮らしですか?

内藤:初めてです!今まで実家で暮らしていて、最近も母と旅行をしたくらい家族の仲は良いのですが、両親に甘えていたと感じるところもあり、選手としてもステップアップできるよう自立したいです。普段から食事や身の回りのことなど、僕中心に考えてくれていたので、これから活躍することで両親に恩返しができたらと思っています。

樋口:感謝の気持ちが新たな挑戦へとつながったんですね。竹澤選手は感謝を伝えたい人など、いらっしゃいますか。

竹澤:私は、中学生のときに競技のため母と甲府市へ引っ越してきたのですが、同じく体操競技をしていて日本代表選手にもなった母のサポート、離れて暮らす父・姉からの応援と、今の状況を受け入れてくれている家族のみんなに、普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちを伝えたいです。そして、母を超える選手になり、結果でも恩返しをしたいです。

樋口:物心両面でご家族が支えになっていたのですね。お二人のお話を聞くと、感謝の気持ちが成長へとつながっていくんだと感じました。

内藤:応援や支えという意味では、甲府市内の飲食店などで声をかけていただくことが多いです。サポーターの皆さんの声が力になり、もっと頑張ろうと思えます。

竹澤:確かに、甲府は人と人との距離が近くて、温かいまちだなと感じます。

◇二十歳の決意・抱負
樋口:これまでもゴールや目標に向けて取り組んでこられたと思いますが、改めて今後の決意や抱負をお聞かせください。

内藤:チームとしてはJ1昇格、個人では2桁のゴールを決めることが目標です。また、二十歳になったことで周囲の方たちからの見られ方も変わると思っています。サッカー選手として、人として、目標とされるようになりたいです。

樋口:内藤選手が2桁得点の目標を達成することで、J1への昇格に向けても前進しますね。

内藤:座右の銘である「now or never」という言葉にあるように、初ゴールを決めたときのような「今しかない!」という想いで試合に臨んでいきたいです。

竹澤:私は、4月の大きな大会で結果を残して、ユニバーシアード大会に日本の代表として出場できるように頑張りたいです。恩師である故・伊東先生の「一ミリの努力」という言葉を胸に、毎日の一ミリがいつか一センチ、一メートルとなるように日々の努力の積み重ねを大切にしていきたいです。

樋口:お二人のさらなる飛躍の年となるよう応援しております。本日はありがとうございました。

内藤・竹澤:ありがとうございました!

■内藤 大和(ないとう やまと)選手
石田小学校、南西中学校出身でヴァンフォーレ甲府所属のサッカー選手。背番号44のフォワード。ヴァンフォーレ甲府アカデミー出身で、中学、高校と日本代表を経験し、17歳でプロデビューを飾る。令和6年8月のザスパ群馬戦でJリーグ初ゴールを記録。

■竹澤 薫子(たけざわ かおるこ)選手
城南中学校出身の体操選手。全国中学校体育大会種目別平均台で3位に輝き、次世代甲府大使に認定。令和6年はワールドカップ種目別平均台で2位、全日本種目別選手権で優勝。現在は、所属の山梨ジュニアアカデミーで指導者としても活躍。

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