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甲斐ひと巡り

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山梨県甲斐市 クリエイティブ・コモンズ

■信頼できる仲間たちとゲームを作りたい
ゲーム制作サークル SUNGCC(サンジーシーシー)

Profile:竜王新町にあるプログラミングやWebデザイン等を学べる専門学校「サンテクノカレッジ」内にあるゲーム制作サークル「SUNGCC」のメンバー。左から谷口修士さん、堀内琉宇さん、宮本優聖さん、忠木佑奈さん、大谷七葵さん、功刀啓斗さん、安部稀代さん、西山駿太さんの8人。

『やってやったぞ』。そう思いながら嬉し涙をこらえ、力強く拳を握りしめたのは、昨年11月に都内で行われたU-22プログラミングコンテストの最終審査会で、最優秀賞となる経済産業大臣賞(プロダクト部門)を受賞したSUNGCCの宮本優聖さんと功刀啓斗さんです。
宮本さんたちが所属するこのサークルは、ゲームが好きな学生が集まり、ゲームをしたり、実際に作ったりと非常に自由度の高いサークルです。今回、経済産業大臣賞を受賞した『不思議なおもちゃとパズルの世界』は、サークルメンバー内の有志8人で制作しました。
43回目となった今大会。SUNGCCの歴代メンバーも大会入賞を目指し、作品を作り上げてきました。当時3年生の功刀さんは、前年に引き続いての挑戦です。
「前年先輩たちと一緒に制作した作品で、さくらインターネット賞を受賞しました。しかし、審査をするのはゲーム制作やプログラミングを生業として各分野の最前線で活躍する人ばかり。受賞したものの、コメントは辛辣なものでした」と功刀さんは話します。
悔しい思いの中での、先輩の引退、そして新入生の加入。新メンバーで、企画立案ゼロからのスタートでした。「ゲーム作りで一番大切なのはコンセプトを決め、どのような作品にしたいかを決めること。本作品も、制作期間の半分を企画立案に費やしました」と企画立案の苦労をメンバーで振り返って話します。
「既存のパズルゲームと同じにならないよう、ゲーム開発としては比較的珍しい、ある程度プログラムされたパーツをつなぎ合わせていく『ビジュアルスクリプティング』を採用しました。そのほか、キャラクターや映像、世界観から細かい難易度の調整までこだわり、誰もが楽しめる作品として仕上げられたのは、今のメンバーだからこそ。誰か一人でも欠けていたら最優秀賞は受賞できなかったと思います」。
この4月に新入生を迎え『新生SUNGCC』として動き始めた彼らの目には、新たなゲーム制作に対する熱い想いが宿っていました。

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