保坂武市長と赤澤厚議長に、令和6年の抱負を「漢字一文字」で表現していただきました。
■皆様の力を結集し次の10年、そして20年へ
明けましておめでとうございます。
市民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
おかげさまで、甲斐市は本年9月、市制施行20周年を迎えます。この場をお借りし、本市20年の歩みを支えていただいた皆様に、深く感謝申し上げるとともに、次の10年、20年も本市の発展にご協力賜りますようお願い申し上げます。
さて、私は令和6年の始まりに際し、今年の抱負を「結」の一文字で表現いたしました。「結ぶ」「結晶」「結束」などの言葉に使われるこの「結」という文字には、「離れているものをつなぎとめる」「一つにまとめる」という意味があるそうです。
振り返りますと、残念なことに昨年も世界各地では、戦争をはじめとする悲しい出来事が数多く発生いたしました。一度こじれた国同士の関係修復には、大きな困難を伴いますが、世界各国のリーダーにはぜひとも、ほどけた糸を手繰り寄せ、少しずつ「結び」直していくというひた向きな努力を、諦めず続けていただきたいと思います。
また、昨年の夏は記録的な猛暑となり、「地球沸騰化」などの新たな言葉も話題となりました。県内自治体としては唯一、環境省から脱炭素先行地域に選定されている本市では、地域の皆様や事業者が持つ知恵と力を「結集」しながら、早期の事業化を図り、脱炭素社会の実現につなげて参ります。
令和6年度は、「緑と活力あふれる生活快適都市」を掲げ、9年間かけて取り組んできた「第2次甲斐市総合計画」の計画最終年度となります。
引き続き市民の皆様の安全で安心な暮らしを守るため、さまざまな声に耳を傾け、その一つひとつに「結果」で応えて参りたいと考えておりますので、なお一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとって幸多き年となりますよう祈念し、年頭のご挨拶といたします。
甲斐市長
保坂 武
■市の発展のために行動し皆様とともに前進する
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
私は、新年を迎えるに当たり、今年の一文字として「動」を選びました。
この「動」という字は、行動すること、前進することを意味します。
昨年までは、新型コロナウイルス感染症により困難な時期が続きましたが、市民の皆様のご協力により、一つひとつの課題を乗り越えることができました。感染症法上の分類が5類への移行後は、少しずつではありますが回復が見られたところであり、本年も感染症対策を徹底しながら、経済の活性化や福祉の向上に向けて、一層の努力を重ねていきたいと思います。
また、市議会では、市民の皆様の声を反映させ、市政の透明性と信頼性を高めるため、議会の情報公開やICT化の推進にも力を入れ、市民の皆様がより身近に感じられる議会を目指し、一層の改革を進めて参ります。
さらに、バイオマス発電所の稼働も含めた、脱炭素地域推進事業の前進や、山梨県緑化センター跡地活用の計画、生成AIによる業務の効率化やデマンドタクシーなどのDXの推進、また、地震や台風などの自然災害への備えなど、地域の安全を守ることはもちろん、市の発展、地域の発展に貢献する取り組みに対し、厳しい目と推進の両方を兼ね備え、その上で、慎重審議を重ねていきます。
新年を迎え、再び一つのスタート地点に立ちました。この新たな年に、市民の皆様とともに前進し、市の発展を築いて参りましょう。市議会は市民の皆様の期待に応えるため、責任を持って議会運営に取り組んで参ります。
結びに、市民の皆様にとって輝かしい一年となりますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
甲斐市議会議長
赤澤 厚
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