10月2日の任期満了に伴い9月15日に執行された甲斐市長選挙において、保坂武市長が再選を果たしました。5期目の初登庁となった10月3日、本館正面玄関に到着した保坂市長は、職員から花束を手渡され、大きな拍手で迎えられました。
このたびの甲斐市長選挙におきまして、市民の皆様のご支援と暖かいご厚情を賜り、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。
これもひとえに、私の4期16年にわたる市政運営へのご評価と、残りの政治人生をかけて取り組む「甲斐市の発展に向けた総仕上げ」に対するご信任の結果と考えており、その職責の重さに一層身が引き締まる思いであります。
さて、私はこれまで市が目指す将来像である「緑と活力あふれる生活快適都市実現のため、常に「誠実な人となれ」を政治信条として、市民の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様のご理解、ご協力をいただきながら市政運営に携わってまいりました。
今回私が市長選挙に立候補するにあたり、5つの公約を掲げたところでありますが、公約の実現につきましては、市民の皆様との固い約束でありますので、各方面からのご意見も積極的に取り入れながら、着実かつスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。
また、市制施行20周年を迎えた本年度は、総合的なまちづくりの方針である「第3次甲斐市総合計画」、デジタルの実装を通じてどこでも誰でも快適に暮らせる社会を目指す「甲斐市デジタル田園都市国家構想総合戦略」、甲斐市で育ち甲斐市を育てる人づくりを基本理念とし、本市が目指す教育の在り方を示した「第3次創甲斐教育推進大綱」の、本市の根幹をなす3つの主要な計画を策定いたします。
少子高齢化に伴う人口減少社会の中でも、本市がますます発展していくことができますよう知恵と工夫を凝らし取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
甲斐市長 保坂武
■本市の一層の発展を目指し、公約の実現に取り組みます。
○毎日通いたくなる子育て支援パークの整備
県緑化センター跡地に整備する(仮称)篠原地区公園内に、大型遊具や子育て相談、子どもの一時預かりができる設備を備えた「子ども体験学習施設」を整備する他、災害時の一次避難地としての機能も併せ持つ都市公園の整備を行います。
○すべての子どもへの学校給食費の独自支援および学力向上支援
第2子の小中学校給食費および保育所等副食費の半額支援、第3子以降の無償化など、市独自の支援策に取り組みます。
また、学習サポートやデジタル教育の他、英語検定受験費用の助成など、英語教育の充実に力を入れます。
○安心・安全なまちづくり 避難所整備、企業誘致、新産業の創造
災害に備え、抜本的な雨水排水対策の推進や、災害時における避難所の給水体制の確保と空調設備の早期整備に取り組みます。
また、下今井工業団地の拡張による企業誘致の他、市内に立地を希望する企業へのサポート体制強化に取り組み、雇用の確保を図ります。
○人生100年時代に対応した健康・居場所づくりと公共交通の整備
健康で豊かな人生を送るために、高齢者の居場所づくりと医療介護体制の充実を図るとともに、新たな地域公共交通計画を策定しながら、利便性の高い公共交通の整備により、高齢者の外出支援を行います。
○新たな価値を創造するエコシティーKAIへの挑戦
環境課題の解決およびエネルギーの効果的、効率的な循環を目指した取り組みを継続し、これらを通じて、エネルギーの地域内循環や人の循環をスムーズかつ活発にしていくことで、地域経済のさらなる発展を目指します。
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