GIAHS 世界農業遺産認定証授与

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5月22日(月)に国連食糧農業機関(FAO)イタリア共和国ローマ市において、世界農業遺産認定証授与式典が開催されました。
式典では、昨年7月に世界農業遺産に認定された峡東地域に対し、認定証が授与され、峡東地域からは山下市長、鈴木甲州市長、高木山梨市長が授与式に参加しました。
「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」が評価された理由は、峡東地域は古くから扇状地の立地や自然条件に適応したブドウやモモ、カキなどの落葉果樹の適地適作を継承し、日本最古のブドウ「甲州」をはじめ、300種類もの遺伝資源を有し、さらに、ワインや枯露柿などの加工品は、農家の生計や地域経済の安定を図るために、先人の知恵や努力から生まれたものです。
こうした特徴が高く評価されて、次世代に引き継ぐべき素晴らしい財産として、世界農業遺産に評価されました。

世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定されます。