令和6年10月7日に、西桂町廃棄物減量等推進審議会の渡辺会長から町長へ『西桂町一般廃棄物処理基本計画「ごみ処理基本計画編」の策定について(答申)』が提出されました。
令和5年12月5日に町長から審議会への諮問を行って以来、5回の会議の開催及び先進地視察研修を行う中で、社会情勢の変化や国・山梨県の施策、近隣市町村の計画との調和等を踏まえ、計画策定に向けての課題や策定方針等、計画の基本的な考え方と内容について議論を重ね、答申としてまとめられました。
町では、この答申の内容を踏まえ西桂町一般廃棄物処理基本計画「ごみ処理基本計画編」の策定を行います。あわせて、本計画の目標達成のため、次の10項目を柱として掲げ、廃棄物減量化に向けた様々な事業を展開していきます。
ごみの減量化について、引き続き町民の皆さんのご協力をお願いいたします。
■1.西桂町ごみ減量化推進計画を活用した先進的なごみ減量化の推進について
西桂町廃棄物減量等推進審議会が作成した、『西桂町ごみ減量化推進計画』を活用し、『先進的』をキーワードに、様々な課題解決のため、『西桂町にフィット』したごみ減量化施策にチャレンジします。
■2.指定ごみ袋制度の導入検討について
ごみの減量化においては、指定ごみ袋の導入が効果的です。また、町民の皆さんの環境意識を高めるきっかけにもなります。導入について慎重に検討します。
■3.資源化物収集ステーションの設置について
町民の皆さんが資源化物を出しやすく、ごみの減量化に取り組める環境の整備を進めるにあたり、回収可能な資源化物の品目を増やし、資源化物の出しやすさなどの環境を整えるため、他市町村で導入されている、資源化物収集ステーションの設置について検討します。
■4.事業系ごみ処理の徹底について
事業により排出される、本来は事業者が処理しなければならない廃棄物が、ごみステーションに出され、家庭系ごみと混在してしまっています。商工会と連携し、事業者へ丁寧な説明を行いながら、改善に努めます。
■5.剪定枝の処分について
剪定枝を有効に処理できる民間処理業者の利用等、様々な処理方法について検討し、剪定枝及び草等専用の収集日を設けることなどを検討します。
■6.コンポストの利用について
各家庭でのコンポストの利用はごみの減量化に大変有効です。「生ごみを処理する容器設置費補助金」については継続するとともに、制度の周知の強化を行います。また、補助内容の見直し、拡充について検討します。
■7.ごみ出し難民の予防について
ごみの減量化を推進するにあたり、お年寄りや身体が不自由な方、低所得者の方などの負担となり、『ごみ出し難民』、『ごみ出し弱者』になってしまうような施策は避け、きめ細やかな配慮をします。
■8.地域コミュニティとの連携及び協力体制の構築について
ごみの減量化を推進していくには、町民の皆さんの協力はもちろんのこと、組や区を単位とした地域コミュニティとの連携及び協力が不可欠です。町民の皆さんや地域への説明を丁寧に行うとともに、町民の皆さんの意見に耳を傾け、行政と住民の双方向の意見が施策に反映できる体制を築きます。
■9.ごみ出し方法の周知について
本来は資源化物として活用できるものが、ごみとして排出されてしまっている現状があります。町民の皆さんが迷うことなくごみの減量化に取り組めるように、パンフレットの配布やホームページ、スマートフォンアプリなどを活用した、わかりやすいごみの出し方、資源化物の品目についての周知を行います。
■10.環境教育の充実について
教育を通じて、次世代を担う子どもたちに環境保護の重要性を伝えることは、持続可能な未来を築くための重要なステップです。また、子どもたちへの環境教育の充実を図ることにより、家庭の内側からごみの減量化について考え、実行に移すためのきっかけにすることが期待できます。教育委員会や小中学校、保育所などと連携した活動を行います。
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