男女共同参画推進委員会通信

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今年度から男女共同参画推進委員となりました、新田理恵子です。
令和6年6月22日(土)に、ぴゅあ富士男女共同参画推進月間記念講演会「金子みすゞを読むー近代を生きた女性詩人からのメッセージ」に参加しました。
講師の藤本恵先生が以前都留文科大学教授であった事もあり、近しく感じながらお話を聞く事ができました。
金子みすゞと西條八十、北原白秋との繋がり、雑誌「赤い鳥」と「童謡」について今回参加した受講生の意見と、以前大学生に聞いた意見との比較等も興味深く聞きました。
みすゞが生きた大正時代、男性中心の社会において女性が社会参画する事はなかったかと思われます。
スウェーデンのエレン・ケイから「母性」の言葉の輸入、母性の発見・大正時代の家庭・女性は家事育児を担う無給労働者…この考え方が根幹にあり介護や保育職の低賃金に繋がっている事も今回の講義で知る事ができました。
ダイバーシティーという言葉が多く聞かれ、性別・国籍・年齢・雇用形態・婚姻など、多様性を認め尊重しあえる社会にしていく事も注目されています。そうは言っても自分で本当に受入れる事が出来ているのか?難しいところでもあります。
金子みすゞの複雑な生い立ち・家庭環境、短い生涯は残念でありますが、作品を通して様々な角度から深く考える機会となりました。