■西桂町長 堀内 達也(HORIUCHI TATSUYA)
新年おめでとうございます。町民の皆様には健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、西桂町政へのご理解とご協力に感謝申し上げます。
2024年は、多くの出来事がありました。特に、昨年元日に発生しました能登地方での地震は日本中に大きな衝撃を与えました。被災された方々へお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。そのような状況下においても、地域の絆が強まり、共に支え合う姿勢が見られたことは希望の光でした。
また、20年ぶりに新紙幣が発行され、新しいデザインには文化や歴史が反映されており、未来への期待が感じられ話題になりました。新紙幣の流通が経済活動を活性化し、新たな時代の幕開けとなることを願っております。さらに、衆議院選挙が行われ、政治の重要性が再認識されました。選挙を通じて、私たちの声が政治に反映されることの大切さを感じました。これからも私たち一人ひとりが積極的に意見を表明し、より良い社会を築くことが求められます。また、アメリカ大統領選挙も注目され、国際情勢に大きな影響を与える出来事でした。
さて、私は、昨年11月10日に行われました町長選挙において、多くの皆様からご支援、ご支持をいただき第46代町長として町政を担うことになりました。まだ就任後間もないわけでありますが、改めてその重責をひしひしと感じているところでございます。西桂町の発展のために尽力いたしますので、皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、私の公約の最重点課題として『財政の健全化』を掲げ、持続可能な財政運営を目指してまいります。徹底した事業評価と優先度の低い事業の見直しを行い、効率的な予算配分を図っていきます。公共施設の管理・運営には民間資本を活用し、財政負担を抑制しつつ質の高いサービスの提供に取り組んでまいります。また、空き家対策や移住促進策を推進し、人口増加による税収拡大と地域活性化を目指します。さらに、ふるさと納税やクラウドファンディングを活用し、財源増加を目指していきます。
また、町の財政状況や課題を住民にわかりやすく説明し、住民から提案されたアイデアを予算に反映させることで、住民ニーズに応じた効果的な事業を実施していきます。IT技術を活用し、行政業務の効率化を図り、AIやデジタルツールを導入して予算編成や事業評価の精度を向上させることで、限られた財源を最大限に活用し、健全で柔軟な財政運営を進めていきます。
旧庁舎の解体については、新庁舎周辺の景観形成や災害時のリスク排除のため、早期に検討を進めますが、解体費用の捻出が課題となっています。ふるさと納税やクラウドファンディングを活用し、議会と相談しながら進めてまいります。
次に、『住みたい町、西桂』を実現するための3つのビジョンをご説明します。
まず、『子育て世帯を全力で応援する町』です。具体的には、子どもの長期休暇中の給食提供の推進、保育料の完全無料化と完全給食提供の実施を課題としています。また、小学校プールについては、学校関係者と相談して修繕の実施について検討してまいります
次に、『暮らしに寄り添う町』として、一人暮らし高齢者への配食サービス、高齢者の移動支援の拡充などを進めていきます。公園の整備、新婚手当の支給、空き家の改築や新築の補助金導入、出産費用の無償化の事業化を推進します。
最後に、『住民が楽しむ町』として、季節ごとのお祭りの復活、夕市の復活、地産地消の推進を行います。これらの事業により町民同士の支え合いと交流を深めていきたいと考えております。
以上が公約の最重点課題と3つのビジョンです。「豊かな自然輝く未来を紡ぐ水のまちにしかつら」の実現に向けて、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、今年一年が皆様にとって健やかな年となるよう心からお祈りし、年頭のあいさつといたします。
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