■市債の事業別・借入先別残高
令和4年度末の市全体の市債現在高は、令和3年度末より10億4千万円減少し、301億9千万円となりました。この内訳は事業債が196億5千万円(65.1%)、特例債(歳入不足を補うために地方交付税制度等で設けられている特例的な借入金)が105億4千万円(34.9%)となっています。
事業債については市単独道路整備事業費や水道事業の借入はあるものの、償還により前年度から5億5千万円(2.7%)の減となり、特例債についても臨時財政対策債の借入はあるものの、償還により前年度から5億円(4.5%)の減となっています。
今後も市では、臨時財政対策債などの特例債や交付税による補てん割合の大きい有利な借入金を選択して借入れをしていく方針です。ただし、市債は借金でありますので、発行についてはより一層の注意を払い健全な財政運営に努めてまいります。
■基金の残高(単位:千円)
令和4年度末の残高は、前年度比で約7億円(10.4%)の増となりました。市民一人あたりの貯金額は、令和4年度末の残高を28,205人(4月1日現在の住民基本台帳人口)で割って算出し、約263千円となります。
■目的税・譲与税の使途(単位:千円)
◇入湯税
令和4年度決算額 736万6千円(下表)
観光の振興、環境衛生施設・鉱泉源の保護管理施設および消防施設等の整備に要する費用に充てることを目的とした地方税です。
◇都市計画税
令和4年度決算額 3,500万9千円(下表)
都市計画法に基づいて行う都市計画事業や土地区画整理事業に要する費用に充てることを目的とした地方税です。
◇森林環境譲与税
令和4年度決算額 851万8千円(下表)
森林環境税(国税)を国が地方公共団体に交付するもので、森林の伐採や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進等に要する費用に充てることを目的とした譲与税です。
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