市では、高齢者が介護を必要な状態となっても、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい生活を続けることができるよう支援するため、令和6年度から3年間を計画期間とした「第9期介護保険事業計画」を策定しました。
令和7年度に、団塊の世代の方が75歳以上を迎えます。介護保険制度に係る経費が増加するなか、利用者の皆さんが新たに負担する部分もありますが、この制度を維持するために、ご理解とご協力をお願いします。
■介護保険料基準月額の改定
介護保険法の改定により、国が示す介護保険料の標準段階数(13段階)、標準乗率、公費軽減割合等改正がされました。
市は、令和6年から3年間で必要な介護給付サービスの見込量を推計し、他の保険者の負担段階や負担の在り方を考慮するなかで標準段階に2段階を加えた15段階を設定し、平成27年度より据え置いてきた65歳以上の方(第1号被保険者)の介護保険料を改定することとしました。
保険料の上昇を抑えるため、これまで積み立てられた介護給付費準備基金のうち、2億3百万円を取り崩し保険料の引き上げを抑えていますが、一人ひとりの負担額が増額になります。
「地域の皆で支え合う」という制度の趣旨をご理解いただけますようお願いします。なお、国が定める公費による負担軽減は、第1段階から第3段階までそれぞれの軽減割合で継続実施します。«表1》第9期(令和6年から令和8年度)の介護保険保険料率(段階設定)
■補足給付の見直し
補足給付は、介護保険施設に入所した際(短期入所も含む)、全額自己負担となる食費と居住費を、利用者の所得に応じて市が一部負担する制度です。
居住費の負担限度額が8月から変更になります。
※詳細は市ホームページをご覧いただくかお問い合わせください。
〔表1〕第9期(令和6年から令和8年度)の介護保険保険料率(段階設定)
〔表2〕第9期介護保険料公費負担軽減割合
問合せ:長寿介護課 介護保険担当(保健福祉センター内)
【電話】23-4313
■介護用品支給事業の一部を変更
国の地域支援事業の縮小に伴い、介護用品支給事業(おむつ)を変更します。
変更内容:
・支給対象者が要介護3・4・5、重度心身障がいの方に変更
・支給内容をクーポン券に統一
※詳細は市ホームページをご覧ください。
問合せ:長寿介護課 長寿社会担当(保健福祉センター内)
【電話】23-4313
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